地震による被害は多岐に渡ります。
家屋や家具倒壊といった直接的な被害から、火災や停電といった二次被害まで様々です。
そして、水漏れにも注意しなければなりません。
トイレや洗濯機は水道を開けっぱなしにしていることも多いでしょうし、水漏れがあると気付くまでに床がびしょ濡れどころか、下の階への漏水で被害は非常に大きなものとなってしまいます。
保険も適用となるパターンとならないパターンがありますし、地震被災時にはガスや電気だけではなく、水回りにも気を配ってください。
今回は、地震でトイレタンクがひび割れた際の話を書いていきます。ひとつの参考としてください。
地震でトイレが水漏れした話
トイレの水道を使うたびに毎回止める方は少ないと思います。
【注意ポイント】
- トイレの水道は止めない
- トイレタンクは自動補充
- トイレタンクから水漏れすると漏水は止まらない
そして、トイレタンクって減った分を自動で補充するので、トイレタンクに水漏れがあると延々と水が漏れっぱなし状態になってしまうんですよね。
これを止めるには水道の元栓の方を止めるしかありません。
私の場合もこれで、震度5の地震によってトイレタンクにひび割れが起きていて、ずっと水が漏れっぱなしの状態となっていました。
ポタポタと水が漏れている程度なので、音も小さくて気付くのが少し遅れたんですね。
トイレに行って水漏れに気付いた

そしてトイレに行ってみると、水浸しのトイレに気付きました。
地震後5分ほどということもあり、停電も重なっていたために軽くパニックです。
といらえずはトイレタンクに繋がっている水道の元栓の方を止めて、トイレタンクの水を空にすると水漏れは収まりました。
マンションの管理会社を呼んで説明をしたところ、トイレタンクは無償で交換となり、階下への被害も無い状態ということでなんとか事なきを得たんですね。
(ネタ的には階下への水漏れが無きゃダメなのですが、階下への迷惑が掛からなかったということでヨシということにしてください)
もし外出していたら?

今回は5分ほどで水漏れに気付いたので大事には至りませんでしたが、あと10分気付くのが遅れていたら、もし外出していたらと思うと事態は非常に大きなものになっていたと予想されます。
自室の水浸しはもちろん、階下への水漏れも大変なことになっていたでしょう。
地震の際は、ガスの元栓を閉めたり、ブレーカーを落とすということも注意喚起されますが、水回りにも注意してください。
特に、水道が開けっ放しであろうトイレと洗濯機は要注意です。
水漏れに保険は適用される?
水漏れに保険が適用されるかどうかはケースバイケースです。
対象となる保険も、過失や設備老朽化による水漏れなら火災保険、地震由来なら地震保険とそれぞれで変わってきます。
漏水の状況や原因、過失と火災保険や地震保険の内容によって補償は変わってくるということですね。
全額補償となる場合もありますし、全く適用とならない場合も出てきちゃうのが正直なところでもあります。
保険適用までの流れとしては、
- 管理会社と保険会社に連絡
- 管理人や鑑定人が現場診断
- 適用なら書類作成
- 補償対応
このような流れとなり、これと合わせて個人間で階下へのお詫びも行った方がいいでしょう。
お詫びと保険適用の関係性は低いですが、やはり金銭問題だけではなく心象って大事ですからね。それに心象次第では最低限の修繕費だけとしてくれる場合もあるかもしれません。
水漏れの被害額って百万円以上にもなることもあって、保険が効く効かないではかなりの影響なので、現在加入中の保険内容もぜひ一度確認してみてください。
今の保険は適切ですか?
生命保険や自動車保険でも適切な内容で入っている人も少ないくらいですが、火災保険や地震保険はさらに内容が不明な場合も多いかもしれません。
火災保険や地震保険って案外言われるがままに加入してしまうものでもあるんですよね。
しかし火災保険も何社からも選べますし、ネットによって一括見積が簡単に取ることが可能です。
3分で簡単に無料見積比較ができるおすすめの保険サイトもありますので、現在の保険と比べてさらにいい保険があるかどうかぜひチェックしてみてください。
まとめ
地震被災時は洗濯機やトイレからの水漏れにも注意してください。
ガス漏れや電気ショートも怖いですが、水漏れも大きな被害となってしまいます。
しかも保険が適用となるかどうかが分かれ道で、もし保険適用外だった場合は100万円以上という額も覚悟しなければなりません。
少しの気配りと保険を見直すだけで、その安心が得られるかもしれません。ぜひ現在の保険内容もチェックしてみてください。