週刊ヤングマガジンで連載されていた「わにとかげぎす」がテレビドラマ化され、放送が開始されましたので第1回の感想を。
目次
ドラマわにとかげぎす第1回感想
ざっくり感想としては、30分ドラマということもありテンポが非常に良かったです。(本音の感想は本田翼さんがかわいかったというのが一番かもしれませんが)
まずは、筋トレと脅迫状からの、羽田さんとの出会い、ホームレスをアパートに連れてきての借金取りに巻き込まれるところまで、一気に第1話で盛り込まれました。
富岡がいい人でなんだか応援したくなります。これは原作時もそうでしたが、実際に有田さんが演じて動いているのを見ると感情移入が強かったです。
まあ全体的な雰囲気や細かい展開は原作に脚色が加わって少し違う感もありましたが。
原作とドラマが違う点

漫画原作よりテンポはいいのですが、ドラマ独自の脚色での演出も多かったですね。
羽田さんが富岡の出勤表確認表まで作っているという見せ方は、原作を知らない人にとっては脅迫状的にちょっと不気味かもしれませんね。この件はおそらく第2話で明かされると思いますが。
ホームレスが、富岡の一万円を盗ってパチンコに行く演出も原作にはない点ですね。
羽田さんの家にセミが入ってくる演出もありませんでしたし、ホームレスが捕まった時に、羽田さんがカットインして部屋に行かない方がいいというのもありませんでした。
この辺は全て、羽田さんと富岡が近づく理由付けを濃くするためでしょう。原作の羽田さんは少し唐突でしたからね。この演出はアリだと思います。
漫画原作キャラとキャストの印象は違う
そして、意外に漫画原作キャラとキャストの印象が違ったような気がします。
まず、有田さんだと富岡のもっさり感と暗さが少し足りなかったですね。
少し明るさがあるというか、たぶん現実にこういう人がいてもどうにかなるんだろうなと。まあ有田さんという先入観もあるかもしれませんが。
あとは、本田翼さん演じる羽田さんの不気味さを出すために、あえて謎の女仕様にしている感でした。これは漫画とは見せ方を変えているので1話ではこれが正解なのでしょう。
羽田さんは、第2話でおそらく漫画原作方向に戻るのかなと思います。
第1話で演出されている羽田さんのポーカーフェイスが、今後顔芸レベルを見せるほどの原作通りの演出を期待してしまいますね。
まとめ
冒頭のゴミ箱で倒れている富岡と、「もし、彼女と出会ってなかったら」というセリフをサスペンス調に見せた第1話だったと思います。
2話からの浮き沈みに影響する1話の見せ方と引きで、これもまたアリの脚色だなと感じました。原作を知っている人と知らない人でドラマの見方がかなり違うかもしれませんね。
話が進む展開ペースは早いですし、なかなか期待できる夏ドラマとなりそうで、わにとかげぎす第2話にも期待したいと思います。