藤井聡太プロのデビュー29連勝という前人未踏の記録によって、かなりの盛り上がりを見せている将棋界ですが、その対局を見られる機会が少ないというのが現状でもあります。
一局の対局が長いという将棋の性質もあって、なかなかテレビ放送が難しい面もあるのですが、そこは視聴率次第というところもあるかもしれませんね。
今回は将棋のテレビ放送について書いてみたいと思います。
目次
将棋は持ち時間で対局が長い

将棋は基本的に対局が長いです。ご存知の方も多いかと思いますが、武道やスポーツと比べてもかなりの長さで、タイトル戦ともなると10時間越えもザラです。
その大会ごとのルールにもよるのですが、持ち時間の存在によってどうしても対局が長引いてしまうんです。
将棋は一手の悪手によってガラリと局面が変わってしまうので、持ち時間をどう使って熟考するかが勝敗を分ける点でもあり、持ち時間を最大限使うのが重要です。
そこは妥協ができないので、待っている相手に遠慮してとりあえず一手指すなんてできる状況ではありません。
持ち時間をどう効率的に使うかというのは将棋において非常に重要です。
この時間的問題さえクリアできれば、現在の将棋ブームの勢いだとかなりの視聴率ともなる気がするんですけどね。藤井四段のデビュー30連勝の対局だとおそらく視聴率10%超えは確実だったと思います。
将棋の地上波テレビ放送は難しい

将棋の大会などによって持ち時間は違い、アマチュアの大会だと10~30分ですが、プロ棋士のタイトル戦である竜王戦では8時間、名人戦では9時間となっています。
これを両者分ですから、テレビ放送としては恐ろしい対局時間になってしまいますね。
地上波テレビ放送するぐらいの人気タイトル戦であれば、長い持ち時間で妥協のない対局となるので、どうしても一日勝負となってしまい、年末年始特番ほどの放送時間を取る必要があるでしょう。
対局を終始見たことがある方はお分かりかと思いますが、昼休憩はもちろん、夜休憩まであるのが頷けるぐらいの対局時間となります。
一手一手の間に、プロ棋士の方が解説や雑談を入れてくれるので、これはこれで楽しめるのですが、長時間のテレビ放送的には少し厳しいかもしれませんね。
インターネットの動画配信チャンネルが最適

というわけで、将棋対局はテレビよりもインターネットで、将棋に特化したチャンネルでの動画配信視聴が最適だと思います。
現在では、AbemaTVが将棋チャンネルを設けていてかなりの充実度となっています。感想戦まで同相してくれますし、現状では一番のおすすめですね。
次にニコニコ生放送で、常に将棋対局を配信しているわけではありませんが、注目の対局の配信スケジュールは押さえられています。
あとの選択肢はCSということになりますね。
CSでは囲碁・将棋チャンネルを放送
囲碁・将棋チャンネルというものがあり、これはJCOM、スカパー、ひかりTVの各CSで視聴することができます。
毎日朝から夜まで、各大会からタイトル戦までの対局を放送してくれますし、間の時間には将棋道場や講座といった指導編までの充実っぷりです。
インターネット動画配信と合わせて使うもヨシ、単独でもヨシと選択肢が豊富な時代となりました。将棋だけに限りませんが、地上波テレビで放送されない趣味好きとしては嬉しい限りですね。
最後に
将棋の地上波テレビ放送は、対局時間的に少し難しい部分があるので、インターネットテレビ局やCSを視聴するというのがおすすめの視聴方法になります。
もしかすると、年末年始に注目のタイトル戦と対局が被れば、スポーツ系特番のようにワンチャンスあるかもしれませんね。チャレンジしてくれる局に期待して今回はこの辺で。
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