サーバー会社は多数あり、各種サービスが充実して選択肢も豊富なので、その分ユーザーとしてはどこがいいか迷ってしまう部分も多いです。初心者さんにとっては特にですね。
他のサーバー会社がシェアを取ろうとサービスや機能充実を図ってはいるのですが、なんだかんだで現在はエックスサーバー会社のエックスサーバーとwpxサーバーを選んでおくのが無難という状況でもあるでしょう。
結局ブロガーのみなさんが選んで使っているのが優れたサーバーでしょうし、しっかり調べて選ばれているのはエックスサーバーとwpxサーバーだと思います。みんなが使っている安心感もやはり重要ですし、質もしっかり伴っているので言うことなしですね。
ただそのどっちを選べばいいかというのは少し迷うところでもあるので、両方を使用している私の感想を含めて違いなどを比較してみたいと思います。
目次
エックスサーバーとwpxサーバーの違い

エックスサーバーとwpxサーバーは、どちらもエックスサーバー株式会社が運営していて、エックスサーバーから派生したWordPress専用サーバーがwpxということになります。
大きな違いは、WordPress専用かどうかという点で、エックスサーバーはHTMLサイトにも使え、wpxサーバーはWordPressにしか使えないという点です。
汎用性のエックスサーバー、専門性のwpxサーバーと考えてもらえるとわかりやすいでしょう。
エックスサーバーとwpxサーバーを比較

汎用性と専門性での違いはあるとして、その機能がどう違うかも重要ですよね。機能などを比較してみます。
wpxは、レンタルサーバーとクラウドにも分かれているのでそこも合わせて見ていきましょう。
(比較のために最低プランで表記しますが、サービス内容は変更される可能性もあるので、詳細は各サーバーページでご確認ください)
エックスサーバー (X10) |
wpXレンタルサーバー (プラン選択無し) |
wpXクラウド (グレードA) |
|
---|---|---|---|
初期費用 | 3240円 | 5400円 | 0円 |
月額費用 | 1080円 (1年契約) |
1080円 (1年契約) |
540円 |
設置可能ドメイン | 無制限 | 10個 | 1個 |
メールアカウント | 無制限 | 無制限 | × |
ディスク容量 | 200GB | 30GB | 10GB |
MySQL容量 | 500MB (×50個) |
1000MBにUP! (1ドメインにつき) |
500MBにUP! |
転送量目安 | 70GB/日 | 50GB/日 | 300GB/月 |
独自SSL | 無料 | 無料 | 無料 |
自動バックアップ | 過去14日分 | 過去14日間 | 過去14日間 |
簡単インストール | WordPress EC-CUBE Mobable Type XOOPS Cube PukiWiki |
WordPress | WordPress |
アクセス制限機能 | ○ | ○ | ○ |
サイト構成 | ALL | WordPress | WordPress |
特徴 | 各プログラム対応 大容量 ドメイン無制限 |
WordPress専用 10ドメイン 拡張不可 |
WordPress専用 1ドメイン 拡張可能 |
性能的な部分は基本的に数字が大きいほど優秀と捉えてください。
wpXサーバーのバックアップ面は、全て自動で毎日取ってくれるので大きな安心感です。
カスタマイズや更新の頻繁なWordPressサイトにとっては自動バックアップが命綱となることもあるので、wpxやエックスサーバーをおすすめしたい理由のひとつです。
そしてそれぞれ特徴はありますが、大きく違うのは設置できるドメイン数とプログラムの種類でしょう。
比較や違いとしては、エックスサーバーはオールマイティーで容量も大きくドメインが無制限、wpxサーバーはWordPress専門で10サイトまで可能、wpxクラウドは1サイト限定ですが拡張性に優れています。

WordPress専門じゃない方がどのプログラムやソースも利用できていいという点も確かにありますが、wpxはWordPress専門にすることによる使いやすさと高速化が特徴です。
使いやすさは慣れれば問題ないかもしれませんが、サイト表示速度はかなりの重要項目なのでこの1点の価値は大きいです。
おすすめの選び方

それぞれに特徴があるので、おすすめできる選び方のパターンは違います。
エックスサーバー:WordPress以外にもサイトを作る。サイトを量産するかもしれない。拡張性も欲しい。
wpXレンタルサーバー:WordPressで少数集中してサイトを作る。サイト速度にこだわりたい。
wpXクラウド:WordPressで1個のサイトをがっつり育てる予定。メールアドレスも外部サイトを使用。
だいたいこんな感じでしょうか。どのパターンかには当てはまると思いますが、まだ方向性がイマイチわからないという方はエックスサーバーが無難でしょう。
まだ方向性が決まっていない方がHTMLや他のオープンソースを使用する可能性は低く、おそらくWordPress使用になるはずなのでwpxでもいいと思いますがそこはそれぞれになると思います。
wpxクラウドは拡張性に優れているのが特徴ですが、これは将来的に大規模サイトを目指す人にだけおすすめしたいので、最初からはやめておいた方が無難です。伸びてきたサイトだけをクラウドに移行するというのもおすすめの方法です。
最後に
wpxとエックスサーバーの違いや比較を書いてみました。
数字やスペックや特徴で書くとエックスサーバーが全て優れているように見えますが、もしサイト表示スピードが数字表記されるならwpxが優れているはずです。
私は両方使っていますが、どちらにも満足していますし、おすすめはどっちかにしろと言われるとちょっと困ってしまうぐらいどちらも優良サーバーだと思います。
おそらく10個以上サイトを作る予定の方は少数だと思うので、WordPressサイトならwpx、WordPress以外も使用するならエックスサーバーという選択がおすすめです。
wpxでのWordPressインストールまでの流れはこちらで書いていますのでご参考ください。
・wpxサーバーでのドメイン取得とWordPressインストール方法