「陸海空 こんな時間に地球征服するなんて」のガチ感が強すぎで面白すぎるわけですが、REINAさんによる豪華客船アースもまた見所がたくさんありすぎます。
普段は縁遠い豪華客船の内情を見られるという面ももちろんですが、豪華客船アースの見所は、何百万円もするスイートルームではなく、REINAさんがどう潜入してミッションに成功させるかの手順だと思うんですよね。
これは、色々な対人関係を学ぶ上でも非常に実践的で、誰かと仲良くなりたいときや、ナンパなどのも応用できるのではないでしょうか。
目次
陸海空 豪華客船アースREINAの潜入対人術
REINAさんは、ハーバード大学院卒、FBI・CIA内定、ロイター通信社に入社などの経歴を持ち、肩書きだけでも只者ではないことが窺えます。
英語もペラペラですし、なんなら国籍がアメリカのようです。というか、アラビア語、フランス語、ペルシャ語も話せちゃうという驚異の語学力。
しかし、日本に一度住んでみたいと芸人の道へ。ワタナベコメディアンスクールで、現在はデンジャーDさんとセクシーチョコレートというコンビを組んでいらっしゃいます。なんだかとんでもない経歴ですね。
REINAさんのプロフィールも記載しておきます。
- 本名:佐伯玲奈(さいきれいな)
- 生年月日:1988年4月20日
- 出身地:アメリカ ニュージャージー州
- 国籍:アメリカ合衆国
- 学歴:ハーバード大学院
- 身長:172cm
そして、豪華客船アースでのREINAさんの対人テクニックを見ていると、明らかな知能指数の高さから繰り出される戦略的な行動が見て取れるわけです。
対人関係でも、行き当たりばったりではないのは当然で、しっかりと目的から逆算した種まきをして刈り取っていくんですね。
クイーン・メリー2での最終目的は2部屋しかないナンバーワンスイート「グランドデュープレックス」を見せてもらうということですが、この部屋を取れるだけのセレブの懐に入るのは容易ではありません。
そこを体当たりではなく、足元から固めて着実に目的を達成したわけですが、これはまぐれではなく必然だったことは間違いないでしょう。
第三者から攻める
REANAさんは、まず第三者である客室乗務員から攻めます。コネ作り、そしてそこからセレブを紹介してもらう流れですね。
と言ってもがっついてはダメで、まずは顔を知ってもらうことが重要です。
乗務員リストから、セレブに近そうなターゲットの乗務員を決め、その乗務員が主没しそうなエリアを散策します。
出会ったらまずは挨拶です。ここはなにかしらの軽い質問でもいいでしょう。
ここは押すんじゃなく種まき段階ですね。
次に顔を合わせた時は、さらに質問でもいいですし、自分を少し売り出してもいいと思います。
次は相手の職場(レストランや受付)などに客として赴き、知らない中ではないので多少は挨拶をするでしょう。そこではまだ攻めずに「また今度ゆっくり。」という引きモードです。
そして、次に外で会った時がグッと距離が縮まります。相手の警戒心も相当薄く、ちょっと押してもむしろ相手は嬉しいぐらいではないでしょうか。
REINAさんの場合は、この段階で「自分がスイートルーム取材をしたくて、誰か紹介してくれると嬉しい」というアプローチです。これを最初に言っていたら怪しまれることは間違いないでしょう。
極端な話、いきなり部屋見せてくださいではダメなんです。
紹介してもらうというステップが必要で、その紹介してもらう人に近づくのにも種まきをするという段階が重要なんですね。
勝負はその場ではなく、がっつかないというのがポイントです。
外で偶然会って知り合うことを演出する

本命の場所とは別の場所で知り合うというのもポイントです。
クイーンメリー2のターゲットと、寄港時の外出先で出会って、「戻ったらお話をまた伺っていいですか?」「これ、私の部屋番号です。そちらも部屋番号を教えてもらえるとありがたいです」というのは具体的な例ですね。
これがクイーンメリー2で出会って、部屋に行きたいと交渉するのとでは偶然性が違うので、心のセキュリティが明らかに違うはずです。
ポイントは、相手にターゲットだと悟らせないことで、あくまでも偶然アナタと縁があったんですよという演出ですね。
これは、豪華客船でのミッション達成だけではなく、身近なところだと意中の人と仲良くなるためや、ナンパにも応用できるはずです。
仲良くなるためには共通点を見つけて親近感を出す
相手と仲良くなるためには、要所要所で共通点を見つけることや、相手を褒めることも重要です。
あからさまなおべんちゃらは怪しいですが、流れの中で褒めることは自然でしょう。
相手の話を聞いたうえで「だからすごいんですね」「なるほど、それはすごい!そんな話聞いたことがない」という流れが必要で、いきなり「髪型かわいいですね」なんて怪しくてしょうがありません。
と言っても、それなりに会話ができないと流れを作ることはできません。
まずは顔を覚えてもらう。軽く話す。さらりと今度また。次に会った時に少し深めの話をする。さらりと褒める。少しの共通点という偶然を必然に変えて演出して話す。という流れが重要です。
ナンパに応用してみる

特にナンパなら不特定多数が対象でしょうから、手当たり次第にあいさつや道を聞くなどのきっかけ作りの種まきをしてみてはどうでしょうか。
物凄くたくさんの人に道を聞いてみれば、そのうち何人かは2度目の出会いがあるはずです。なんなら、道を聞いた人が行く方向に先回りして、2度目の出会いを演出してもいいでしょう。
2度目で少し話ができれば、少し踏み込んでもいいですが、がっつかずにまた引くのもありだと思います。「また今度会えたらゆっくりお話ししてみたいです」なんて感じで余韻を残しつつ。
ここまで来れば、3度目ではかなりまともに話を聞いてくれるのではないでしょうか。
100人に道を聞いて種まきをしておき、そのうち10人と2度目の出会い、そのうち1人と3度目の出会いというだけで、3度目の1人と仲良くなれる成功率はかなり高いはずです。
100人にいきなり踏み込んだ話をして、1人といきなり仲良くなれる確率もあるとは思うので、トータルでは何とも言えませんけどね。
100人に道を聞いた99人も消えたわけではなく、いつかまた出会う可能性もあるわけですし、がっつかない種まきをしまくるというのは長期的戦略ですが、かなり強いナンパ方法のひとつだと思います。
極端な話、1000人、1万人に顔を知ってもらえれば、2度目の出会いは毎日何人も訪れるでしょうし、誰に嫌われることもなく成功率も毎日高まって行くということにもなるはずです。
REINAさんに学んで紹介戦略もおすすめ
REINAさんに学ぶなら、紹介してもらうという方法もおすすめです。
例えば、上記の方法を取り、2度目に出会ったとします。
そこで、「今アンケートを取ってて、あと○○県だけで完成なんですよね。○○県出身の方とか知り合いにいたら今度お話だけも聞かせてもらえませんかね」みたいなフリだとかなり警戒心が薄く、連絡先を聞けるのではないでしょうか。
これ、1回目の声かけでやるとわざとらしくてダメですが、2回目以降ならかなりスムーズなはずです。
「他のみなさんは終わったのですが、アナタだけまだなんですよ」というのはかなり使えるテクニックです。特に日本人は、多数派が済んでいるという安心感を持ちますから。
まあ、そこには最低限の容姿、できれば好まれる容姿もあればさらに効率があがるんでしょうけどね。
例は適当に挙げてみましたが、もっと適した例もあるでしょうし、そこは時々のアドリブや空気感で応用がおすすめです。
まとめ
「陸海空こんな時間に地球征服するなんて豪華客船アース」のREINAさんは何者かという話から、ナンパへの応用戦略にまで飛躍してしまいましたが、REINAさんの戦略はなかなかに対人関係の基本なのだと感じます。
このナンパ戦略がどこまで実践的かは人それぞれという部分もあるでしょうけど、自己流ナンパが上手くいかない場合はがっつかずに種まき段階から始めてみるというのもひとつの方法かもしれませんね。
一応、クイーンメアリーに2部屋しかないナンバーワンスイート「グランドデュープレックス」のデータも。
広さは2階建てで210㎡、トイレや洗面台はダブルで2個付き、電動カーテン、キッチン、バス、バルコニー付き。もちろんオーシャンビュー。大西洋横断9日間で270万円とのこと。
宿泊者はドイツの石炭庁でエンジニア、ドイツのGEAグループという食品機器メーカーの元マネージャーさんでした。
陸海空こんな時間に地球征服するなんては、豪華客船アース以外にもめちゃくちゃ面白い企画ばかりですし、特にナスDの部族アースぜひ見てもらいたい衝撃的な番組です。ブレイク間違いなしのお化け番組の予感。