週刊少年ジャンプで連載中の約束のネバーランドが、かなり盛り上がる展開で面白すぎます。
食用児育成施設の農園から脱獄を図る子供たちというのが前半ストーリーのコアですが、物語が進むにつれ、人間と鬼の関係、外の世界の謎や真相が徐々に明らかになってきました。
特に、第47話・昔話ではかなり真相に迫った内容でワクワクが止まりません。
(ネタバレを含むので未読の方はご注意を)
目次
外の世界にも鬼がいた
数々の苦難を乗り越えて、GF農園を脱出した子供達ですが、ようやく到達した外の世界は農園よりもさらに過酷なものでした。
謎の生態環境による攻撃的な植物たちを始めとして、果てには野生の鬼たちまでもが存在する外の世界だったのです。
鬼に食べられる出荷を避けるために農園脱獄をしたのに、外の世界までも鬼がいるというのですから、どこにも逃げ場所は無かったという絶望感ですね。
むしろ農園にいた方が、12歳までは安全で幸せに暮らせたのかもしれません。
鬼にも宗教と派閥がある

そして、追ってきた鬼たちから逃げ切れない状況になった時に、助けてくれる謎の存在のムジカとソンジュが現れます。
そしてムジカとソンジュは味方である人間かと思いきや、またも鬼でした。
と言っても、人間を宗教上の理由で食べないという派閥の鬼たちです。
どうやら、鬼たちと言っても様々で、信仰のために人間を食べないと決めている宗教もあるようですね。鬼社会では異端派のようですが。
ムジカとソンジュを見る限り、欲望を押し殺して我慢しているようにも見えないので、人肉は一度摂取すると中毒性があるのかもしれません。
人肉を食べないなら食べないで生きていけるようなので、鬼にとっての人肉は嗜好性メインなのでしょう。
久々というのがなんだか時系列や別の人間の存在的に気になるところですが。
世界は約束によって鬼と人間に分けられた
約束のネバーランドの世界は元々、鬼が人間を狩って食べる世界でしたが、その鬼を憎んで対抗する人間も生まれるようになり、鬼と人間がお互いに殺し合いとなる世界となりました。
そして、人間からの提案によって「人間は鬼を狩らない、だから鬼も人間を狩らない。お互い世界をすみ分けよう」という約束が交わされました。
この鬼と人間の約束が1000年前ということで、はっきりと断絶された世界というわけですね。
人間からすると世界は狭くなったけど、食べてくる存在を切り離すことに成功したので、実質勝利とも言えるでしょう。
鬼にとっては、おいしい食材のひとつを失ったけど、生存そのものと比べると妥協という範囲だったかもしれませんね。
農園の食用児は置いて行かれた土産
農園の食用児たちは、祖先が鬼の世界側に置いて行かれた土産ということで、鬼が人間との約束を守るための餌のひとつなのだと思います。
これがなければ、いずれまた争いが起こるはずで、1000年の約束が守られために機能しているシステムなのでしょう。
そして、その少ない人間という食資源維持の管理と養殖をする機関が農園というわけです。
人間世界との繋がりは?
1000年間も世界の姿はほぼ変わらなく、二度と行き来はできないという約束ということで、人間の世界に逃げる手段はほぼ無いようにも思いますが、そこで諦めるレイとエマではありません。むしろ希望が繋がっていたと喜ぶぐらいです。
そこはミネルヴァさんの存在が、人間世界と繋がる手掛かりになってくるのでしょう。
農園脱獄から鬼世界脱獄へとフィールドが広がっていくわけですね。
農園からの脱獄とは展開が違いそうですが、これからも非常に期待感が高く、毎週が待ち遠しい展開です。
まとめ
約束のネバーランドが序盤の農園編から鬼世界編へと展開し、謎が明らかになったところでさらに今後が楽しみになってきました。
謎の解明編も面白かったのですが、解決編も楽しみにできるというのは、約束のネバーランドの全体的クオリティの高さやテンポの良さがズバ抜けているというのもあるのでしょう。
これだけの展開でまだ50話未満というのですから、今後の展開にも非常に期待してしまう良漫画です。
・約束のネバーランドが面白い!単行本最新刊発売日は?
・漫画コミック最新人気ランキング
・アニメDVD・ブルーレイ最新人気ランキング
・漫画・アニメ最新記事へ