熱帯魚飼育にはいろいろなものが必要ですし、あった方がいいもの、無ければいけないものなど初心者さんにはちょっと線引きが難しいかもしれませんね。
今回は熱帯魚飼育に最低限必要なものをピックアップしてみたいと思います。
目次
熱帯魚飼育に最低限必要なもの
最低限必なのものを挙げてみるとすれば、まずは水槽と水です。これは当たり前ですね。
地域にもよりますが、日本では水温を上げるためのヒーターとサーモスタットも必需品でしょう。
・熱帯魚水槽ヒーターとサーモスタットのおすすめと注意点
あとは水を綺麗にするための浄化装置であるろ過機です。ろ過機は無くても短期なら飼育できるのですが、エアーレーションの機能も兼ねることもできますし、生き物を飼う以上は必須とさせていただきたいところです。
かなり不便で物足りない感はありますが、本当の最低限であればこれだけで熱帯魚飼育は可能です。ほぼ自然のままの状態ですね。
ほぼ必須なもの

最低限からは外しましたが、本当は必要なものを挙げてみると照明とカルキ抜きと掃除器具です。
水槽用照明がなければ部屋の照明でもありですが、水草がある場合は光量が足りませんし、太陽光はコケの発生原因にもなるのでおすすめできません。むしろ太陽光は遮断するべきです。
カルキ抜きは水換えの際にあると便利です。というかほぼ必需品です。
カルキ抜きが無ければ、汲み置きした水道水を一晩おいてカルキを抜くこともできますが、非効率すぎるのでカルキ抜きを使ってすぐに水替えをできるようにしましょう。
掃除器具は水換えホース、バケツ、ネットで、掃除だけではなく水換え時にも使用するのでほぼ必須でしょう。熱帯魚を飼育している限りは物理的な汚れが出てくるので、それを水換え時に吸い取るのが効率的です。
照明はセットに付属していることも多いですが、カルキ抜きと水替え掃除用具は別途購入することをお勧めします。
おすすめしたいもの
ここまではほぼ必須ラインですが、おすすめしたいものはフタ、水槽台、底砂、水質チェック器具、冷却ファン・クーラーです。
フタは、水槽内に汚れが入るのを防ぐことができますし、水槽の水の蒸発を防ぐこともできます。熱帯魚やエビの飛び出しも防げますし、設置することをおすすめします。(セット売り水槽にはフタが付属していることも多いです)
水槽台は、丈夫なローボードなどに置いている方も多いですが、安定感は専用水槽台には敵いません。できれば水槽台の設置をおすすめしたいところです。
・熱帯魚水槽のおすすめと水槽台の選び方
底砂は、植える水草があればもちろん必要ですが、無くても問題はありません。魚によっては舞い上げてしまって不向きな場合もあります。(底砂はバクテリアの棲み処となるので、ろ過機的な働きも期待できる点もありますが)
水質チェック器具は各種ありますが、pHチェックが一番重要だと思います。亜硝酸、アンモニアまで測ることができればさらにいいでしょう。
・熱帯魚水槽のpH(ペーハー)は酸性?アルカリ性?
冷却ファンとクーラーは、日本の夏には必要となることが多いです。熱帯魚といえど水温30度近くになると弱ってくるので、室温しだいでは水槽の温度を下げる必要が出てきますね。(実は温度は上げるよりも、下げて適温で維持する方が難しいです)
・熱帯魚水槽温度の下げ方とクーラー・冷却ファンの電気代
冷却ファン・クーラーは部屋の環境次第ですが、常に27度程度の室温ならば必要ないでしょう。
あると便利なもの
最後に、あると便利なもので、トリミングセット、エアーレーション、治療薬、流木・石です。これは状況次第といったところでしょうか。
まずはトリミングセット(ハサミとピンセット)です。これは水槽に水草があるかどうかですね。普通のハサミよりもかなりメンテナンスがしやすいので、あるとかなり効率的な作業ができるようになります。
エアーレーションは、ろ過機次第ですが、熱帯魚が酸欠状態になっていないならそこまで必要はないでしょう。逆に、二酸化炭素を添加しなければいけない水草もあるぐらいなので、エアーレーションは避けた方がいいケースもあります。
治療薬は、魚が病気になった時にしか必要ではありませんが常備しておくといいでしょう。全て常備しておくのは非効率なので、比較的頻度の多い白点病と尾腐れ病を用意しておくことをおすすめしたいです。
流木と石はレイアウト用ですが、あるだけでかなり迫力が出るのでおすすめしたいアイテムです。水草を活着させて使うこともできるので非常に便利です。
熱帯魚飼育に必要なものまとめ
熱帯魚飼育に必要なものを段階的にまとめてみましょう。
必要なもの:照明、カルキ抜き、掃除器具
おすすめしたもの:フタ、水槽台、底砂、水質チェック器具、冷却ファン・クーラー
便利なもの:トリミングセット、エアーレーション、治療薬、流木・石
魚と水草はここに含めませんでしたがこれはお好みですね。
それぞれの飼育状況などに合わせて必要なものを選んでいきましょう。