熱帯魚飼育などでは当然水槽を使うことになりますが、この水槽管理で悩まされる問題がコケでしょう。
有機物と光がある限り、コケをゼロにするということは非常に難しく、どうしてもコケ掃除・コケ取りという作業が必要になってきます。
今回は水槽掃除や日常の管理におすすめのコケ取り道具をご紹介させていただき体と思います。
目次
おすすめのコケ取り道具

まずコケ掃除は、水槽掃除の際にしっかり落とすパターンと、日常的にコケを処理していくパターンがあり、それぞれで使用する道具は違います。
スポンジや定規という日常の道具でもコケは取れるんですけどね。できれば専用のコケ取り道具を使うのがおすすめです。
本当はコケを出さない環境造りが一番なんですけどね。生体を光のある場所で飼育してる限り、少なからず人の手による管理は必要になってくるはずです。
プロレイザー スクレーバー
カミソリ刃を使って水槽面のコケを取っていきます。不織布で擦っても取れなかったコケも取れ、能力が高いわりに値段も安くコストパフォーマンスは良いです。
46cmや66cmタイプがあり、水面に手を突っ込まなくてもコケ取りができるのもいい点です。
ガラス面の傷が心配という声もよく聞かれますが、無茶な使い方をしなければ基本的に問題ありません。(アクリル水槽には傷的におすすめできません)
マイナス点としては、曲面や角の1cmほどに刃が届かないことです。ここは別のコケ取り手段を使いましょう。
ジェックスコケ取り DX-S
次はロングセラー商品のジェックスコケ取り DX-Sです。
用途に合わせて刃やスポンジにヘッドが取り替えられる仕様です。熊手状になっていて、枯葉などの水槽内のちょっとしたゴミ類を拾う機能性も持っています。
傷がつく可能性を考えるとアクリル水槽や乾いた状態での使用にはおすすめできません。
手を濡らさずにガラス面のコケを取ることができるのはいいのですが、角のコケ取り能力にはちょっと期待しない方がよさそうです。
激落ちくん(メラミンスポンジ)
こちらは定番のメラミンスポンジ激落ちくんです。
洗剤を使わずに水だけで汚れを落とすタイプですね。シンプルに手でゴシゴシと擦るタイプですが、性能面は良く、頑固なコケでもしっかり落ちます。角もオッケー。
ただ、手を水の中に入れるので当然濡れますし、事前に手をしっかり洗わなくてはいけないのが面倒に感じてしまうんですよね。しっかり擦ると水をバシャバシャとかき混ぜてしまい、魚のストレスや底砂の巻き上げがマイナス点。
サブとしてとりあえずという感じでしょう。
浮くりーなー(マグネットタイプ)
マグネットタイプのコケ取りです。これは個人的にすごくおすすめで、強力な磁石付きのコケ取りと持ち手でガラス面を挟み込む形ですね。
持ち手側を離しすぎて磁力が外れてしまった場合に、コケ取り側が水面に浮くので「浮くりーなー」というネーミングです。
おすすめポイントは、水槽の外側からの操作によってとにかく気軽にコケ取りができるという点で、ちょっと気になった時にさささっとコケ取りをすることができます。磁力が強いのでL字の角も移動することができ、ものすごく便利です。
掃除時以外にもこまめにコケ取りができるので、とりあえず1個は持っておくことをおすすめしたいコケ取り道具です。
コケ取り熱帯魚
ここまでは人力によるコケ取り道具でしたが、やはり熱帯魚の力に頼るのも定番でしょう。
オトシンクルス、エビ、貝などがコケ取り生体としてメジャーどころで、水槽に数匹は入れておくとコケ発生を抑えられるので、鑑賞用と兼用で水槽に投入しておくことをおすすめしたいところです。
特に水草を入れているなら、全て人力でのコケ取りはなかなか難しい面もあるので魚たちの力を借りてコケ掃除をしていきましょう。
最後に
熱帯魚水槽のコケ取りにおすすめの道具を紹介させていただきました。
個人的には、日々のコケ取りを浮くりーなーで、掃除の際に激落ち君の組み合わせでガラス面はオッケーかなとも思います。
あとは水草部分を熱帯魚にお任せしたり、コケの発生しにくいような環境作りを意識するといったところでしょう。まあその環境作りが難しいんですけどね。
少なからずのコケはしょうがない部分もあるので、コケ掃除も楽しめるぐらい水槽を好きになってしまうのがおすすめの方法のひとつです。