漢方薬の味が苦くて飲めない?

漢方薬は独特の風味と味があり、甘さより苦みが強い面もあるので、飲むのが苦手な方もいらっしゃることでしょう。

特にお子さんだと、漢方薬は苦くて飲めないという方も多いように思います。

ただ、人間の体は漢方薬に限らず、欲しいと思うものは心地よく感じ、必要ないものはどこかで敬遠する面もあるんですね。

苦くて飲めない漢方薬は体に合っていないのかもしれません。

目次

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漢方薬が苦くて飲めない

それぞれの漢方薬によって味の違いはありますが、基本的にはおいしいと思えるものではありません。

甘みのある漢方薬もありますが、苦みや渋みというのが主な味となります。

「良薬は口に苦し」とも言いますし、苦くても体にいいものだと思って我慢して飲んでいる方も多いかもしれませんね。

ただ、苦くて飲めないというほどに漢方薬の味が嫌いなら、その漢方薬はあなたに合っていない可能性があります

必要なものは美味しく感じる

人間の体は、必要なものをおいしいと思う能力が備わっています。

例えば、水を大量に飲んだ後にさらに水を飲むよりも、真夏の炎天下で喉が乾いている時に飲む水がおいしいのは格別の違いがあります。

甘いものもそうですよね。ずっと甘いものだけを食べていると胸焼けがしますし、塩っ気を欲することでしょう。これは甘いものがおいしいとは言っても、これ以上はやめてくれという体からのサインですね。

注意してほしいのは、ドーナツを食べたい気分だからドーナツを食べていいわけでもありません。砂糖や炭水化物には依存性があるので、脳がその味を覚えていると欲してしまうんですね。
本当に体が欲しているものと、依存性によって欲している違いを理解しておきましょう。

体に合った漢方薬はおいしい

多少の味の好みも影響があるとは思いますが、体に合った漢方薬はおいしく感じるものです。

同じ漢方薬でも体調によって感じる味はかなり違うものなんですね。

普通に考えると苦くて渋くておいしくないはずの漢方薬でも、その時の体調に合っていると舌の上でゆっくりと味わうぐらいにもおいしく感じることすらあります。

匂いを嗅いだだけでも心地よくなるときもありますし、「この漢方薬は今すごく欲している」というのが直感的にわかる部分もあるんですね。

これは漢方薬だけではありませんが、寒い日に暖かいものを食べたくなるというわかりやすい例もありますし、体はその時の状態を改善して快適にしようとサインを出すものです。

原始的な方法ですが、これは意外とバカにはできなく、飲みにくくてまずいと感じる漢方薬はその時の体調に合っていないのかもしれません。

薬剤師や医師にそれを伝えて、違う漢方薬を処方してもらうというのもおすすめの方法です。

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初めて漢方薬を飲むときはまずくも感じる

初めての漢方薬を飲むときはまずく感じてしまうことも多いでしょう。

これは、体が警戒心を発している証拠です。

おそらくは、体に合っていると徐々に美味しく感じてくるはずで、飲み続けてもまずく感じるなら合っていないという判断で薬剤師や医師に相談をしてみてください。

体調がよくなると感じ方も変わる

おいしいと思って飲んでいた漢方薬も、体調の回復と共にまずく感じてしまうこともよくあります。

これは、漢方薬の代え時の判断のひとつとしても用いられるので、薬剤師や医師にも伝えてみましょう。

まとめ

体に合った漢方薬は美味しく感じるものです。これは漢方薬だけではなく、食べ物にも通じることですね。

個人的にもこれは強く感じることで、体に合った漢方薬を飲んだ時は舌の上で味わって飲みたくなるぐらいです。

人間の味覚や脳の感覚は不思議なものですが、これはある程度の正解の判断ともなるのでぜひ意識してみてください。服用を続けても苦くて飲めない場合は薬剤師や医師に相談するようにしましょう。

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