アルバイトオープニングスタッフのメリットとデメリット

アルバイト募集を見ていると、オープニングスタッフ募集中ってよく見かけますよね。

これは募集側がメリットとして提示していることがほとんどですが、実際はどうなのでしょうか。

オープニングスタッフのメリットとデメリットを挙げてみたいと思います。

目次

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アルバイトオープニングスタッフ

アルバイトのオープニングスタッフは、新規に開店する店舗のスタート時のスタッフのことです。

その日から働くというのではなく、お店のオープン日に合わせて働き始めるといった感じで、予行練習である数日前のレセプションからの参加がほとんどになります。

オープニングスタッフにはメリットが多いのですが、少々のデメリットもあるのでちょっとだけ気に留めておいてください。

予行練習・レセプション

オープニングスタッフにはレセプションという予行練習が欠かせません

これは社員さんもですが、現場に立つアルバイトも参加するのが接客や業務レベルを高めるために必要です。

レセプションは、従業員同士が客役と接客側になり、実際の接客を注文取りからレジ打ちまで予行練習してみることです。

演技なので最初は少し照れるかもしれませんが、実際にいきなりお客さんと対するよりは遥かにマシです。

客側としての視点も見えてくるので、レセプション無しでの開店はありえないと言ってもいいでしょう。

未経験者は当然ですが、接客経験者だとしても、そのお店の動きや勝手や覚えることがありますし、いきなりの実戦はおすすめできません。

既に稼働しているお店なら、閉店後に個別指導をされるかもしれませんが、オープニングスタッフなら全員で練習できることが多いのもメリットのひとつでしょう。

私が飲食店を開業した際は、あまりのバタバタでレセプション無しで開店に挑むことになったのですが、想定以上の客足に対応できない惨々な初日となってしまい非常に後悔したものです。

当然、初日の閉店後に徹底したレセプションと反省会を行いました。

オープニングスタッフのメリット

アルバイトオープニングスタッフのメリットは数多く、オープニングスタッフが人気の理由が伺えます。

スタートが一緒で上下関係が少ない

アルバイトを始める時期が一緒なので、年齢以外の上下関係は発生しにくいです。

研修生という位置付けがない

アルバイトを始めると、最初の頃は失敗予防等のために「研修生」というプレートを付けることが多いのですが、オープニングスタッフの場合だとこれはほとんどないように思います。

仲間意識が強くなる

一緒にアルバイトをスタートしたという仲間意識は生まれやすいです。誰かに頼りにされますし、誰かを頼りにもできるという共同作業感は素晴らしいものがあります。

人間関係の輪に入りやすい

既にできた人間関係に入りこむよりも、これからできる輪の方が入りやすいのは間違いないでしょう。リーダーシップさえあれば自分中心の関係を築きやすくもあります。

アルバイト条件が良い

募集要項の条件そのものが良いことが多いです。最初の条件は事前にも比較できますし、スタートも全員一緒なので能力さえあれば昇給も意外に早かったりします。

やりがいがある

お店を作り上げるというやりがいは代えがたいものがあります。その後の後輩アルバイト達に続く慣例を作ったりできるのも楽しさのひとつでしょう。

重要視される

アルバイトと言えど、オープニングスタッフということで経験が重要視されます。自分より先輩はいないですし、誰かに頼られるということは嬉しいものです。また重要視されることは時給昇給にも繋がります。

お店が綺麗

オープンしたばかりのお店ということで基本的にピカピカに綺麗です。居抜き物件などの場合はそうとも限りませんが、基本的には綺麗で清々しい気持ちで始められることに間違いないでしょう。環境とモチベーションは重要です。

オープニングスタッフのメリットとしてこんな感じでしょうか。もっとたくさんある気もしますが、人間関係や仕事環境を一から築けるというという点にメリットは集中しそうですね。

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オープニングスタッフのデメリット

オープニングスタッフにはメリットだけではなく、デメリットもあるのが現実です。(メリットに比べると少ないですが)

忙しい

開店したお店は基本的に忙しいです。従業員側もバタバタしてしまいますが、客人数がかなり多いというのが大きな理由です。これを乗り切ればアルバイトスキルもかなり上がることでしょう。

想定外のことも起きる

前例がないために想定外のことも起きやすく、その対処も都度柔軟な対応が求められます。アルバイトにとっては従業員が先導してくれないと困ることも。

雰囲気がわからない

アルバイト先を選ぶ基準として、実際にそのお店に行ってみて、働いている人や雰囲気を見ることが重要ですが、オープニングスタッフの場合は新規開店のために事前情報はほぼゼロです。チェーン店の場合はある程度の傾向がわかったりしますが、その店舗独自の空気はわかりません。

その分、自分たちで雰囲気を作り上げることのできるメリットにもなるのですが。

頼れる先輩がいない

自分がオープニングスタッフなので、業務を教えてくれる先輩がいません。社員さんがマニュアルは教えてくれますが、マニュアル外のケースは自分で考えて動かなければならないことも出てくるでしょう。基本的に自分が教える側に回ることになります。

採用が厳しめ

既にある店舗の補充要員なら応募先着順でサクッと決まったりもしますが、オープニングスタッフの場合は数多く来た応募の中から、募集側が日程までに希望人数を選ぶことになり、基本的に倍率は高くなりがちです。

オープニングスタッフ募集は人気ですし、応募も多めなのでそれなりに倍率は高い傾向です。

お店が潰れる可能性がある

既にある店舗がアルバイトを募集している場合は、忙しくて人員が追い付いていないのでそれなりに経営は安定しています。

対して新規店舗の場合は、とりあえず人員は確保するものの、思ったよりも客足が伸びなくアルバイトがダブつく可能性もあり、シフト調整される場合もあるでしょう。

最悪、お店が潰れてしまう可能性まであるので、せっかく慣れてきたアルバイトをやめなければならないケースまであるかもしれません。

アルバイト求人サイトでもオープニングスタッフは人気

アルバイト求人サイトでもオープニングスタッフは人気で、オープニングスタッフ特集が組まれている場合もあるぐらいです。

キーワードやタグ検索でオープニングスタッフを選んでみるとかなりの選択肢があるので、ご自分の地域にどんな業種の募集があるかぜひ調べてみてください。

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まとめ

アルバイトオープニングスタッフのメリットとデメリットについて書いてみました。

メリットとデメリットは数々ありますが、個人的にはメリットの方が大きいように感じます。

自分で作り上げるか、誰かの作ったものに乗っかるか、どちらのタイプが好きかにもよるかもしれませんね。

既存店舗にアルバイトとして入ることも楽しいかと思いますが、一度オープニングスタッフを経験してみるのもおすすめです。

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