高校生アルバイトの面接と時給昇給

高校生のお金事情を解決する手段と言えばアルバイトですが、高校生になって初めてアルバイトをするという方も少なくないでしょう。

そして初めてアルバイトをするとなると、面接に対して過剰にハードルと緊張を感じてしまったり、時給や昇給の基準などがわからないパターンも多いかと思います。

でもこれって知らないだけで、そんなに緊張を感じることではありませんし、むしろリラックスして面接や仕事に臨むことが重要です。

私も普段は雇う側なので、アルバイトの面接と時給などについて、雇用側の目線を交えて書いてみたいと思います。

目次

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アルバイト面接の流れ

高校生のアルバイトの面接は、どこの業種も特段変わったこともなくスタンダードです。

ネットか電話で応募をし、面接日を決め、履歴書持参(履歴書不要の場合もアリ)で面接をし、質疑応答で採用が決まります

そこまでかしこまった必要もないので、高校生であれば制服が無難ですが、派手ではない私服でも問題ないでしょう。

髪の色は真面目な印象の黒がベストですが、多少は茶色くても許容してくれる店舗や業種もあります。これは現在働いている人の基準で見てみるのもおすすめです。

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雇う側の気持ちで考えてみると面接は難しくない

雇用側はしっかり働いてくれる真面目な人を雇いたいと思っているので、そこを基準に条件を整えれば基本的に問題ないわけです。

真面目でも暗くて人当たりが悪いよりは、少し要領が良くて人当たりもいいぐらいの人が好まれることも多いので、見た目は真面目だけど明るく対応力もある人がベストです。

安定したシフト勤務と、真面目な外見は第一条件として重要ですが、はきはきとした応答、わからないことはわからないと答える正直さと対応力があればぜひ雇いたい人材なので、雇う側が何を求めているかがわかれば面接をそこまで恐れる必要はありません。

もちろん経験者優遇もありますが、高校生のアルバイトは未経験からスタートすることも多いので、そこまでアルバイト経験を求めていることは少なく、むしろ未経験歓迎の募集項目が多いはずです。
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面接で聞かれること

面接でまず聞かれることは、志望動機と勤務日と経験と状況です。

これらを聞く目的は、しっかり働いてくれるかどうかを見極めているので、ある程度は相手の意向を汲み取って、嘘偽りなく正直に答えるのがポイントになります。

同じ内容でも伝え方も重要で、誤解を招かない表現や、おどおどせずにはっきりと質疑応答することも意識してみてください。

志望動機

なぜここで働きたいか、という志望動機は仕事の質量に直結するので非常に重要です。

正直なところ、高校生の段階での志望動機って、社会経験がどうのこうのというより「お金」と「環境」だと思うんですよね。

お金が必要なのは当然として、環境は家が近かったり、自分でもできる範囲の仕事だと思ったというのが正直なところでしょう。

これをそのまま伝えると少し印象が悪いので、「将来や進学のためのお金を貯めたい」「家計の援助にしたい」といった辺りがいいかと思います。

「○○を買いたい」などの目先のお金のためだけに働く人はすぐに辞めてしまうことも多いので、こういった長期スパンでの理由がおすすめですし、そういう考え方をしてほしいものとも思います。

環境面では、家が近いというのも長期的に働いてくれる一因となるので歓迎ですが、もうひと押しが欲しいので「家が近くてシフトも柔軟に組めるので」「家が近くて、興味のあるジャンルだったから」「家が近くて、働きがいのあるお店だと思ったから」といったワンポイントを付け加えるのがおすすめです。

かと言って、変に小難しい言葉を使うのはおすすめできません。「経営理念に触発されて」なんて言われても、どこかのマニュアルを形通りに出してきたのかなと不自然さを感じてしまします。

勤務日・シフト

雇う側からするとどのくらい働いてもらえるかも重要で、勤務日とシフトは面接時の最優先事項に近いです。

おそらく、募集時に最低何日からという項目があるはずなので、それをクリアしたうえで、それ以外の日も柔軟に対応できるというのがベストです。

意外に、急な休みのヘルプ勤務って多いので、これを対応してくれる人はかなりのプラスポイントなんですね。

家が近いというのは不定期なヘルプ勤務などに対応しやすいメリットもあります。

あとは短期よりも長期優遇で、夏休み期間という短期勤務だけよりは、通年勤務がもちろん好まれます。この辺は、志望動機である程度見られている部分も多いでしょう。

長期で働いてくれる人は、スキルアップも見込めますし様々な面で優遇されます。

経験・状況

雇う側にとって、その業種のアルバイト経験があるかどうかは即戦力部分で気になるポイントです。と言っても、難しい業務でなければそこまで重要視されるほどでもありません。

基本は教えることを前提に雇用するはずですし、高校生を雇うということは未経験歓迎のケースがほとんどのはずです。

状況としては、現在何年生なのか、進学後はどうするのか、テスト期間はどのくらい休むのか、部活の影響はどうかといった辺りで、基本はどれだけ安定的に働いてもらえるかが知りたいポイントになります。

面接を有利にしたくて嘘をつくのはいけませんが、対応できる可能な範囲で柔軟な考えを伝えるのがおすすめです。

基本は、育てた人にすぐ辞められては困るというのが雇用側の考えですので、そこを把握していれば相手の望む答えや対応をできるものと思います。

時給

気になるけど面接時に聞きにくいのが時給と昇給ではないでしょうか。働く側からすると一番重要なポイントなんですけど、どうしても聞きにくいというのもわかります。

高校生の時給は地域にもよりますが、正直なところほぼ最低時給のことがほとんどです。提示してある時給額は○○円~○○円と書かれていたりしますが、低い方を見ておいた方がいいです。

雇用側も安く使えるから、卒業後は辞める可能性の高い高校生を雇うという面も大きいのが現実でしょう。

飲食、接客、レジ打ち、品出しといった辺りの時給は安く、力仕事や作業系は少し時給が高めという傾向もあります。

昇給

昇給面は10~50円単位で、早いところなら3か月ですが、半年もすれば昇給する可能性は高いです。

昇給はやる気と定着率アップを見込んでのことなので、職場に少し慣れてきたら「昇給ってみなさんどんな感じなんですかね?」みたいな感じでやんわり聞くのがいいでしょう。

時給を20円アップさせても100時間で2000円なので、雇用側としても新しい人を探すぐらいなら、少し昇給を早めてくれる可能性もあるはずです。

「昇給いつですか?」と直接的に聞くとちょっと嫌な感じがあるのは正直なところです。交渉するというよりは、少し気になってるぐらいでいいかと思います。

また、オープニングスタッフだと時給がアップしやすい傾向もあると思います。
アルバイトオープニングスタッフのメリットとデメリット

最後に

高校生アルバイトの面接と時給などについて、雇用側目線も交えて書いてみました。

相手の意向をわかっていると、そこまで難しいことではないというのが面接のポイントです。

相手の考えを理解して、そこに適切な答えを返すというのはなにもズルいことではなく、むしろ対人関係の基礎なので、この人は対応力があって優秀なのだなというプラスの印象も与えることができます。

相手の考えを先回りして解決策を用意しておけるぐらいだと、社会に出ても通用するほどなので、これはぜひ身に着けてほしいスキルのひとつでもあります。

真面目な印象で、明るくはきはきと、柔軟でやる気のある対応でしっかり働けることをアピールすれば、どんな面接にも応用が利くものと思います。ぜひ参考のひとつとしてみてください。

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