少し時間の経ったアイスクリームは食べられるのかな?と、パッケージの賞味期限を探したけどそれらしきものが何も書いていないという方も多いかもしれません。
しかも、食べかけのアイスだとなおさら気になりますよね。
ただ、賞味期限や消費期限はアイスクリームには記載されていないんです。これはミスではなく、アイスクリームには賞味期限の記載義務がないからです。
目次
アイスクリームには賞味期限の記載義務がない
アイスクリームには賞味期限の記載義務がない理由として、「-18℃以下の保存状態での品質変化は極少」という定義があるからです。
アイスクリームは-18℃以下で保存管理を行えば、味も落ちずに細菌も増えないとされています。
これによって、法律でもアイスクリームの製造日や賞味期限の表示はしなくても問題ないと認められているんですね。
なので正確には、賞味期限がないのではなく記載義務がないということになります。
食べかけアイスの賞味期限は?

いくら賞味期限や消費期限的な問題がないとしても、数年前の食品は抵抗がある方も少なくないかもしれません。
ましてや一度開封した食べかけだとなおさらですよね。
しかし数年前のアイスでも、-18℃以下で冷凍してあれば時間に関係なく基本的に問題ありません。
食べかけのアイスでも、温度管理がきちんとされていれば細菌が増殖することはないというのが日本アイスクリーム協会の見解です。
なんだかんだ冷凍最強説ですね。
ただし、-18℃以下に温度管理がきちんとされていればというのがポイントです。ドアの開閉などもありますし、基本的には注意が必要だと思います。見た目やにおいや味に異変があるなら食べるのはやめておきましょう。
味は落ちない?
「食べられる」のと「美味しく食べられる」のはまた別で、長期冷凍保存によって味が落ちないのかも気になるところかもしれません。
味の面においても、冷凍での温度管理というのがポイントになるようで、-25℃以下ではほとんど品質は変わらなく、-15℃になると氷結率が91%から85%に下がり、5%ほどの氷が融けるという数字になります。
そして、融けた水分が再度凍ることによって、氷の結晶が徐々に大きくなり、これを繰り返すことによってなめらかさがなくなってザラザラした食感となってしまうということでした。
家庭用の冷凍庫の平均温度は-18℃程度ですから、ドアの開閉をしていると温度は上がり、アイスの品質低下の温度帯にもなってしまうということでしょう。
アイスクローム工場では-25℃以下、輸送中は-18℃以下、お店の冷凍ショーケースも-18℃以下となっているはずなので、品質は低下しないのですが、開閉する家庭用冷凍庫だと少しずつ品質が低下すると考えるのが妥当なのだと思います。
食べかけはできるだけ早く食べきる、未開封でも長期間の保管は品質が低下する可能性があると考えるのが、美味しく食べるコツですね。
自家製アイスもおすすめ
アイスは買ってくるというのが一般的ですが、最近では優秀なキッチン家電の発展で、おいしい自家製アイスもかなり作りやすくなってきています。
冷凍保管しておけば消費期限も問題ないとあれば、自家製アイスをたくさん作っても安心して楽しめちゃいますよね。
こちらはAmazonベストセラーのアイスクリームメーカーです。
混ぜた材料を入れるだけで、約20分でアイスクリームが出来上がりという優れものです。お求めやすいお値段ですし、ベストセラーなだけありますね。
そしてもうひとつのおすすめは、電動ふわとろ雪かき氷機です。というか、こちらが本命で紹介したかったキッチン家電です。
こちらもAmazonベストセラーで、ふわふわの雪のようなかき氷ができると話題になったのでご存知の方も多いかもしれませんね。
これまでのかき氷とは一線を画す、ふわとろのかき氷ができるのでぜひ一度食べてみてほしい食感です。(もちろん、通常のかき氷モードにもできます。)
アイスクリームとかき氷のどちらもおすすめですので、自家製でお好みのアイスグルメを楽しんでみてはいかがでしょうか。
アイスの賞味期限まとめ
アイスクリームや食べかけ状態の賞味期限や消費期限について書いてみました。
賞味期限の記載はないけど、-18℃以上になることがあるなら徐々に品質は低下していくと考えた方がよさそうです。一度解凍状態になった食べかけだとなおさらですね。
ただ、基本的には腐るようなことはないようなので、神経質にならずに美味しく食べることができるかと思います。
まあ、冷凍庫にあるアイスを忘れるなんてことはなく、かなりの確率ですぐに食べてしまうんですけどね。
せっかくの美味しいアイスですから、できるだけ美味しくいただいていきましょう。