週刊ヤングマガジンでNONさんが連載中の漫画、ハレ婚の評判がいいですね。
電子書店「めちゃコミック」アワードの「寝不足注意!ヤミツキ男子コミック部門」2016年度の金賞受賞とのことでした。
いや、なんだその賞はって感じもしますけどね。どんな賞でも金賞というのは素晴らしいことでしょう。面白いかの感じ方には個人差がありますが、誰かに認められるというのは大変なことだと思います。
ハレ婚は、複数の恋愛と結婚生活というドラマ化しやすいジャンルでもありますし、ドラマ化の期待も高まります。
目次
ハレ婚あらすじと設定(ネタバレあり)

ハレ婚の基本設定は一夫多妻制です。現代日本でありながらも一夫多妻制の町の制度ができ、その一夫多妻制の日々が見所になります。
当然、一筋縄の平和な日々とはいかず、様々なトラブルや心情、過去のトラウマなどなどが渦巻きながらのカオスなわけですね。
伊達龍之介は3人の多妻持ち
主人公の伊達龍之介は、第一夫人のゆずと第二夫人のまどかを引き連れて、第三夫人の小春との結婚を望むことから物語は始まっていきます。
第一夫人のゆずは一夫多妻制を推し進めている町長の娘、第二夫人のまどかは過去の出来事からの深い縁、そして第三夫人の小春は初恋の人です。
伊達龍之介は名の知れたピアニストで、まとまったお金を持っていたのですが、小春の借金を返すために貯金を使い果たし、4人の生活が始まっていくという流れですね。
優秀な第一第二夫人のもとに、少し子供じみた小春がどう入っていくかというのも見所でしょう。
まあ、4人ともクセが強く、常に問題を抱えた生活なのですが、それぐらいがちょうどいい刺激なのかもしれません。
ただ、なんとなく小春との2人生活に向けて物語が進んでいる感もあるんですよね。この辺はどういった経過を辿り、どういった結末になるのかというのが注目どころでしょう。
ハレ婚最新話の感想はヤンマガ感想のこちらで
・ヤングマガジン最新号と漫画感想
一夫多妻制ってどうなの?
ハレ婚の基本設定である一夫多妻制ですが、これはかなりの賛否両論を呼ぶテーマでもあると思います。女性軽視だとかも言われてしまいますね。
そもそも、一夫多妻制の必要性はリスクの軽減にあるわけで、血筋を絶やしてはいけない家系に用いられたり、平均寿命が短い国での家庭リスク分散のために用いられることがほとんどです。
多数の配属者を養うことのできるような優秀な人間の子孫を残すことができるというメリットもあると思うんですけどね。これは割と稀な例でしょう。
一夫多妻を羨ましく思うかは人それぞれでしょうけど、実際となると妻とのトラブルどころか、ドラブルが起きたい際には妻側が結託して、一妻制とは比べ物にならないぐらいの針の筵にさらされることにもなってしまうかもしれません。考えただけで恐ろしいですね。
外部から見る分には、羨ましい面ばかり見える一夫多妻かもしれませんが、おそらく大変なことや気苦労の方が多いのかもしれません。
公認と言っても、必ずと言っていいほどトラブルは起こりますし、その頻度は一人としっかりお付き合いしている時の比ではないはずです。気遣いや、覚えておかなければならないことも倍々に増えていきますし、かなりの甲斐性がないと難しいことのはずです。
いや、聞いた話ですけどね。
まあ、一夫多妻制は大人が複数人同居するわけで、経済的に効率的なことは間違いないと思います。女性側が負担を分担することによって、働くことができればかなり裕福な家庭財政にもなりそうですしね。
と言っても、一夫多妻制はメリットデメリットでする話でもなさそうですが。
ドラマ化とアニメ化は?
ハレ婚は一夫多妻制がテーマということもあり、非常にドラマ化に向いていると思います。かなりドラマ化の期待も高まっているのではないでしょうか。
原作が完結しなくても、キリのいいところまで物語が進めばそこまでをドラマ化するということもアリでしょう。
ただ、私の記憶している限り、一夫多妻制のドラマって大奥などの歴史物しかないような気がします。現代社会でタブーになっているとまではないでしょうけど、これまでにはあまり描かれなかった世界ですね。
だからこそ、そこに需要はあるはずですし、話題になる可能性も秘めているテーマだと思います。不倫ドラマが流行ったように、一夫多妻制ドラマもその可能性はあるでしょう。感情移入しにくいのが難点ではありますが。
ただ、アニメ化には向いていないでしょうね。期待するならドラマ化だと思います。
漫画単行本最新刊発売日
ハレ婚の現在の単行本最新刊は12巻で発売日は2017年6月6日でした。
11巻が2017年3月6日、10巻が2016年12月6日、9巻が2016年9月9日と、しっかり3か月での単行本発売ペースです。休載が少なく、連載が安定している証拠ですね。
売上もいいようで、連載が続く可能性も高そうです。
・【ヤンマガ】ヤングマガジン漫画単行本の最新刊発売日一覧
最後に
NONさんがヤンマガで連載中のハレ婚について書いてみました。画力の高さが特に素晴らしいですね。
ハレ婚を面白いと思えるかは、物語の展開だけではなく、一夫多妻制や3人の奥さんに感情移入できるか、またはかわいいと思えるかも大きいと思うので、楽しみ方には個人差があるかもしれませんね。
個人的にはまどか派なので…ネタバレになるのでやめておきますが、まどか派は色々と辛いです。
とまあ、なんだかんだで一夫多妻制は意外に目新しい面もあるテーマの漫画なので、ドラマ化などにも期待したいと思います。