ご当地焼きそばが美味すぎます!
やきそばはB級グルメに属するのかもしれませんが、手軽でおいしく、しかも作り方によってはちょっと贅沢にアレンジもできてしまうという優れた料理のひとつでしょう。
そのアレンジの豊富さで、焼きそばは各地のご当地グルメとして愛されているのは間違いないですよね。
B-1グランプリで富士宮やきそばが2連覇を果たしてから、その注目度は増すばかりで、おいしいご当地焼きそばが各地にあるので食べる方としても嬉しい悲鳴です。
富士宮やきそば、横手やきそば、ひるぜん焼きそば、そして急台頭の日田やきそばと、美味しすぎるラインナップ勢ぞろいでベストは選びづらいのですが、ちょいとばかりランキング的に考えてみたいと思います。
目次
富士宮やきそばが王道においしい
まずは富士宮やきそばからですが、ご当地やきそばとしての知名度は一番かもしれません。
2006年、2007年の第1回第2回B-1グランプリ連覇ということで、ご当地グルメやB-1という言葉を広めた立役者でもあるでしょう。焼きそばランキングに入れないと怒られちゃうぐらいですね。
富士宮やきそばはもはや全国区の知名度ですし、富士宮市内では160件のお店で富士宮焼きそばを食べられるという一大焼きそばエリアとなっています。
富士宮市民の1人当たりの年間消費量は80食ほどということで、4日に1回は焼きそばというヘビーローテーションですね。羨ましい。
富士宮焼きそばは、コシの強い蒸し麺で、具材は肉カスとキャベツがメインです。そこに魚粉(サバやイワシの削り粉)をたっぷりとふりかけるのが風味のポイントです。
肉カスのコクと魚の風味が効いていて、なんと言ってもコシのある麺が特徴的でしょう。
具材の派手さはないけど、シンプルで王道の焼きそばで、麺の歯ごたえ重視な私にとっては一番好きなタイプです。
当然、一般ウケもするはずで、そりゃあ2連覇もするわけですね。納得の美味すぎ焼きそばです。
横手やきそばは半熟目玉焼きバランスが素晴らしい

次に秋田県横手やきそばです。こちらも、もはやおなじみかもしれませんね。
第4回B-1グランプリ優勝で、第1回も2位に輝いています。焼きそばランキング入りも間違いないでしょう。
特徴的なのは半熟の目玉焼きと福神漬けで、パッと見た目で派手さがありますが、このトッピングがまた素晴らしくおいしいんですね。
麺は柔らかい茹で麺で、のどごし勝負です。飲める麺と言う人もいるぐらいですね。
個人的には歯ごたえ重視派で、バリかた麺でもいいぐらいなので、柔らかいのは少し苦手なんです。それでも、横手やきそばは柔らかさの中にモチモチ感もあっておいしいんですね。
富士宮やきそばと日田やきそばに比べると、個人的な好み的には少し落ちてしまいますが、のどごし重視派にとっては横手やきそばが一番好みにとなるかなと思います。
半熟目玉焼きもまたポイントで、ソース味をまろやかに深めてくれますし、トータルで素晴らしい焼きそばに間違いないでしょう
ひるぜん焼きそば

次に岡山県のひるぜん焼きそばです。個人的にかなり好みのご当地焼きそばで、ランキングには外せません。
2011年に開催された第6回B-1グランプリで優勝しているほどの絶品焼きそばですが、富士宮と横手に比べると少しまだ知名度的に劣るかもしれませんね。
ただ、私的には次にご紹介する日田やきそばと並んで、これからグングン来るご当地焼きそばなのではないかと思っています。
ひるぜん焼きそばの基本的な具材としては、かしわ肉(親鶏の肉)とキャベツで、ジンギスカンのタレや味噌だれを使うというのが特徴的です。
個人的にジンギスカンが大好きなので、ジンギスカンのタレは常備していて、私は色々な料理に使っているのですが、実はジンギスカンの甘辛タレってかなり万能なんです。
焼きそばにも合うのも間違いなく、ひるぜん焼きそばが美味しいというのも当然でしょう。もっと早く全国区になってもいいのではないかと思っています。
味噌だれ、ジンギスカン、焼きそばというキーワードにピンときた方にはもちろん、なんだそれはという方にもぜひ一度食べてほしいご当地焼きそばのひとつです。
日田焼きそばがヤバイぐらいにおいしい

富士宮やきそばと横手やきそばに比べると、まだ知名度は少し劣っている感がありますが、個人的に一番おいしいご当地やきそばだと思っているのが日田やきそばです。
ぶっちゃけ、ランキング1位です。
九州大分県の日田市の焼きそばなのですが、最近グングン来ていて、おそらく近いうちになにかしらの賞を取るか、メディアで話題となるのではないかと確信しています。
パリパリ食感が特徴的で、焦げ目がつくほどパリパリに焼いた麺に大量のもやしというのが日田やきそばです。
麺のパリパリ感ともやしのシャキシャキ感が勝負ポイントで、これを食べるとこれまでの焼きそばは「炒め焼きそば」で、日田やきそばが本当の「焼きそば」なのかという革命感すら味わえます。
この焼き方をマスターすれば、市販の焼きそば麺でもめちゃくちゃおいしくアレンジできますし、もしかすると日田やきそばがこれからのスタンダードになるのではないかと思うぐらいの絶賛をさせていただきます。
北海道塩やきそば
紹介的にはおまけ的位置付けになっちゃうかもしれませんが、もうひとつ衝撃的なご当地焼きそばが北海道の海鮮塩やきそばです。
比較的、知名度は低いかもしれませんが、北海道では居酒屋メニューにあるぐらいメジャーな焼きそばです。
ソース系ではなく、塩ベースというのが特徴的で、ホタテの煮汁ベースの塩だれで大人の味に仕上がっています。
具材は、キャベツ、玉ねぎ、ホタテ、カニなど少し贅沢な焼きそばですが、これがまた塩ベースに合ってめちゃくちゃ美味しいんですね。
材料的に高価ですし、当然と言えば当然ですが、それを差し引いても本当におすすめしたい美味しい焼きそばのひとつです。
ご家庭でも、具材をカニカマにして作ることができますし、塩だれを使ってぜひ挑戦してみてください。
塩だれは、和風だし(白だし)とオイスターソース少々で作ることができるので、ぜひ一度ご賞味あれ。
ランキングは?

それぞれの焼きそばが非常においしいので、ランキングを付けるのは難しいんですよね。
その日の気分によっても変わるぐらい微差ですが、個人的なランキングとしては、1位日田やきそば、2位富士宮やきそば、3位北海道塩やきそば、4位横手やきそば、5位ひるぜん焼きそばとさせていただきます。
いや、これホントその日によってランキング順が変わるぐらいで、ソース味が続くと塩焼きそばが欲しくなりますし、妙にジンギスカンと味噌だれモードの日もあります。
ただ、やはりソース味は間違いないですし、安定して食べたくなっちゃうんですね。
その中でも日田やきそばのパリパリもちもちしゃきしゃき食感は少し別格で、個人的にどストライクです。
自宅で焼きそばを作るときは、いつも日田やきそば風の焼き方で作りますし、ここはちょっと揺るがないかなと思います。
焼きそばの概念を変えたほどで、未食の方はぜひ一度焼き方だけでも真似をしてみてください。
まとめ
ご当地焼きそば美味すぎランキングとして、富士宮・横手・日田・ひるぜん・北海道塩やきそばをご紹介させていただきました。
それぞれの好みもあるかと思いますが、どれも自信をもっておすすめできる焼きそばなので、ぜひ一度ご賞味ください。