初心者におすすめの小型熱帯魚ランキング20

熱帯魚は様々な種類があり、しかもそのどれもが非常に魅力的な姿をしています。

しかし初心者さんが見た目が気に入ったからと購入して飼育を始めてしまっては、あまり良い結果にならないことがほとんどです。

初心者さんでも育てやすい丈夫な熱帯魚や、魚同士の相性も考えて選ぶのがおすすめなので、小型で混泳向き熱帯魚をランキング形式で紹介していきたいと思います。

目次

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初心者におすすめの熱帯魚ランキング20

初心者さんにおすすめの熱帯魚としては、価格帯、美しさ、飼育しやすさ、比較的丈夫、鑑賞以外にも働きがある、他の魚と混泳しやすいといった辺りを考える必要があります。

特に注意しなければいけないのは、他の魚と混泳しやすいかどうかで、温度帯や性格(縄張り意識)などの相性を考慮しなければいけません。

その辺りを考慮するとまずは小型熱帯魚から始めるのがおすすめです。

ランキング的に紹介しますが、基本的に飼いやすくおすすめの熱帯魚ばかりなので見た目で選ぶのもいいでしょう。(混泳の際は水温や水質を合わせてください)

20位からのランキングになっていますが、初心者さんにおすすめできる熱帯魚はこのぐらいかなと無理のない範囲で選びました。

20位:レモンテトラ

体長 水温 水質 気性
4cm程度 20~26℃ 弱酸性~中性 温和

まず20位から。レモンテトラは温和な性格で混泳には問題ないのですが、草食性があり水草をかじることがあるのが注意点です。

飼いこむと黄色の強く出て鮮やかな発色となり、他の魚とのコントラストを楽しむのがおすすめです。泳ぎ方はゆったりめ。

19位:グローライトテトラ

体長 水温 水質 気性
4cm程度 22~28℃ 弱酸性~中性 非常に温和

19位。グローライトテトラは半透明の体にオレンジラインが特徴的です。派手すぎない発色で、飽きない鑑賞を提供してくれます。

食欲は旺盛で、太りがちなのでエサは少し抑え目で。他の魚のエサも奪ってしまわないようにエサをあげる場所を分けるなどの工夫がおすすめ。

18位:ブラックネオンテトラ

体長 水温 水質 気性
4cm程度 23~28℃ 弱酸性~中性 温和

18位。名前の通り黒いネオンテトラの見た目をしています。(種類は別)

黒と渋めのカラーリングですが、シルバーラインと目の上の赤が輝き美しい姿を見せてくれます。黒は水草水槽で特に見映えするのでおすすめ。白点病になりやすいところがあるので注意。

17位:グリーンネオンテトラ

体長 水温 水質 気性
3cm程度 20~28℃ 弱酸性~中性 非常に温和

17位はグリーンネオンテトラ。カラシンの中でも少し小型です。

名前の通りグリーンが特徴で非常に美しいです。ネオンテトラとは違い、赤色がないのでシンプルで涼やかな美しさがあります。

非常に温和で混泳もしやすくおすすめですが、草食性があり、水草をかじるクセがあるので柔らかい新芽などには注意が必要です。

16位:トランスルーセントグラスキャット

体長 水温 水質 気性
6~15cm程度 20~27℃ 弱酸性~中性 非常に温和

16位。トランスルーセントグラスキャットは頭部以外は透き通っているナマズの仲間です。地味ですがその変わった姿が神秘的で魅力的。

非常におとなしく、あまり泳ぎ回るようなこともしませんし、好き嫌いは分かれがちですが水槽のアクセントになります。

水槽の水が汚れてきたり、体調が悪くなると、透明な体が白濁してくるので注意してください。

最初は5~6cmだった大きさも成長すると最大15cmほどにまでなるので、そこも考慮しておいたほうがいいでしょう。

15位:ハチェット

体長 水温 水質 気性
3~6cm程度 20~26℃ 弱酸性~中性 温和

15位はハチェット系です。手斧のような変わった体系でチャーミング。常に上部ギリギリでゆったりと泳いでいます。

小さめでシンプルなグラスハチェット、縞模様のマーブルハチェット、比較的大きめのシルバーハチェット、黒翼のマーサハチェットが一般的です。

一括りにしてしまうのもどうかと思いますが、ハチェット系は上部が縄張りなので、ほかの熱帯魚と棲み分けができて基本的におすすめです。下に落ちたエサの食べ残しを防ぐためにコリドラスとの混泳がおすすめです。

注意点は、飛び跳ねて水槽の外に飛び出してしまうことがあるのでガラス蓋は絶対に置いてください。ハチェットはオープンタイプの水槽にはおすすめできません。

14位:アフリカンランプアイ

体長 水温 水質 気性
3cm程度 23~27℃ 弱酸性~中性 非常に温和

14位はアフリカンランプアイで、特徴は名前の通りの青く光る眼。かなり小型でおとなしく飼いやすいです。

群泳させると見映えし、比較的繁殖も容易で水草水槽では自然繁殖もしばしば。

13位:ベタ

体長 水温 水質 気性
4cm程度 25~28℃ 弱酸性~中性 荒い

13位はベタです。瓶やコップでも飼える熱帯魚として有名で、実際に瓶で売られていることが多いでしょう。

ただ、これは熱帯魚ショップの温度と水質管理がなされているからで、家庭では小さめでもいいのでしっかりとヒーター付き水槽で飼育するのがおすすめです。(悲しいかな、ベタはそのままコップで簡単に飼えると思われがちで短命の原因ともなっています)

ショーベタと呼ばれるベタの美しいヒレが特徴的で、混泳させたくなりますが基本的には混泳はやめてください。できないことはないのですがリスクがありますしおすすめできません。ベタは一匹で飼うのが無難です。

12位:ヤマトヌマエビ

体長 水温 水質 気性
3~6cm程度 20~25℃ 弱酸性~中性 温和

12位はちょっと変則的ですが、ヤマトヌマエビです。

初心者さんにおすすめの熱帯魚ランキングということでエビを入れるかどうか迷ったのですが、やはりエビは役割的にスルーはできないということで入れさせていただきます。こういう役割もあるのかと知っておいて損はないでしょう。

ヤマトヌマエビの基本的な役割は水槽の掃除屋さんです。コケ取りと食べ残しのエサの掃除をしてくれます。水草水槽では掃除屋のエビが必須といっても過言ではありません。

エビの中では比較的大きめなので、ミナミヌマエビやビーシュリンプとの混泳は避けてください。小型魚との混泳は基本的に問題ありません。

水質には魚よりも敏感なので、エビに異変があれば水質におかしいところがあると考えてみるバロメータにもなります。また、水槽から飛び出してしまうこともあるのでガラス蓋は付けるようにしましょう。

11位:ミナミヌマエビ

体長 水温 水質 気性
2~3cm程度 20~25℃ 弱酸性~中性 温和

11位は、ヤマトヌマエビに続いてミナミヌマエビです。小型のヤマトヌマエビのイメージで問題ないですが、小さい分掃除能力は低いです。

小型なので、大きい口の魚には食べられてしまわないように混泳種には注意してください。ヤマトヌマエビとの混泳もしない方がいいでしょう。

良い面としては、エビの中では水質への適応はしやすく初心者向けのエビと言われています。水槽内繁殖が可能なのもうれしい点です。

個人的にはエビのしぐさは非常にかわいく、エビだけの水槽を作ってしまうほど好きです。熱帯魚のおまけや掃除屋さんだけではなく、メインとなれる存在だと思います。

10位:ゴールデンハニードワーフグラミー

体長 水温 水質 気性
4cm程度 20~28℃ 弱酸性~中性 好奇心~温和

10位はゴールデンハニードワーフグラミーです。金色の体が非常に美しく、2本の触覚でのしぐさもかわいいので飼育満足度は高いです。

小型のグラミーで、グラミーを飼いたいけどほかの小型魚との混泳が心配という方にはぜひおすすめ。

泳ぎはゆったりですが、同種には少し攻撃的な面もあり、水草などのレイアウトで棲み分けしてあげるのがいいでしょう。

9位:オトシンクルス

体長 水温 水質 気性
4~5cm程度 20~28℃ 弱酸性~中性 温和

9位はオトシンクルスです。コケ取り熱帯魚として非常に有名で重宝されていますね。

エビでは処理しにくいガラス面など、水草や流木表面のコケ取り茶ゴケ(珪藻)を舐めるように食べてくれます。ただ、コケがない場合はしっかりとエサも与える必要があります。(コリドラス用のエサで問題ありません)

60cm水槽なら5匹以内にするべきで、エビよりは少なめの目安がおすすめです。

泳ぎ回るようなことはせずに、どこかにへばりつくか底にいることが多いですが、愛嬌のあるチャーミングな顔つきで鑑賞用としても人気です。

8位:ラスボラ・エスペイ

体長 水温 水質 気性
4cm程度 22~28℃ 弱酸性~中性 温和

8位はラスボラ・エスペイです。オレンジ色が特徴のコイ科で、お腹から尻尾にかけて黒いラインが入っています。

オレンジと黒の色彩は飼いこむほどに美しくなり、非常に見映えがしますし、混泳にも向いているのでおすすめ度の高い熱帯魚のひとつです。

7位:ラスボラ・ヘテロモルファ

体長 水温 水質 気性
4cm程度 22~28℃ 弱酸性~中性 温和

7位はラスボラ・ヘテロモルファです。ラスボラ・エスペイとよく似ていますが、エスペイよりもヘテロモルファの方が人気の傾向です。

見た目的には、ヘテロモルファの方が体つきがしっかりしていて体高があり黒いラインも大きいです。オレンジ色は少し薄めですが高級感のある落ち着いた色合いです。

6位:グッピー

体長 水温 水質 気性
4~6cm程度 22~26℃ 中性~弱アルカリ性 温和

6位はグッピー。熱帯魚の王様と言ってもいいぐらいおなじみでしょう。

美しい尾ヒレと優雅な泳ぎ姿が魅力的で、それなりに丈夫なので初心者さんでも飼育におすすめですが、尾腐れ病にかかりやすい点があるので注意してください。

尾ヒレや体色が綺麗なのがオス、体が大きめで地味めの色合いがメスです。ペア飼いしていれば繁殖は容易ですが、繁殖しすぎて水槽のキャパを超える場合があるのも気を付けてほしい点です。

グッピーは中性からアルカリ性の水を好むので、混泳に関しては水質に注意しましょう(他の小型魚は弱酸性を好みがちです)。また、尾ヒレに興味を持ってつついたりかじったりするようなクセのある魚との混泳も避けてください。

5位:アカヒレ

体長 水温 水質 気性
4cm程度 10~27℃ 中性~弱アルカリ性 温和

ランキング5位はアカヒレ。名前の通り赤いヒレをもつ中国原産のコイ科。他の熱帯魚と比べると体色こそ地味めですが、適応力の高さが特筆。

比較的低温でも耐えるので、他の熱帯魚と一緒でなければヒーターなしでの飼育も可能なほど。

水温、水質などへの適応から最初に水槽に入れるパイロットフィッシュとしてもとりあえず初心者さんにおすすめしたい魚。

4位:コリドラス

体長 水温 水質 気性
4~6cm程度 22~26℃ 弱酸性~中性 温和

ランキング4位はナマズの仲間のコリドラス。パンダ、アエネウス、アルビノ、アクトゥス、ナルサッスス、アドルフォイ、ジュリー、メタエなどなどコリドラスで一括りにできないほどたくさんの種類がいます。(飼育環境もそれぞれなので注意してください)

独特のフォルムと、常に底砂でヒゲでエサを探しているかわいい姿が大人気。底面スペースが縄張りなので他の魚との混泳の選択肢として第一におすすめ。

コリドラス専用コレクターもいるほどの人気があり、混泳以外にも色々な飼育方法が楽しめる熱帯魚です。注意点としては底に落ちたエサだけではなくコリドラス専用エサもあげてください。

3位:ラミーノーズテトラ

体長 水温 水質 気性
5cm程度 20~28℃ 弱酸性~中性 温和

ランキング3位はラミーノーズテトラ。透明感のあるシルバー、頭部は美しく赤く染まるのが特徴的。頭部の赤は飼いこむほどに赤く発色し、かなり見応えがあります。

丈夫なので飼育は容易で、混泳にも向いているので初心者さんにもおすすめできますし、上級者さんの水草水槽で飼われる定番でもあります。

ゆったり泳ぐよりも活発に疾走するように群泳することが多いので、広めの水槽で多めに飼うと見映えします。水草水槽にもおすすめ。

2位:ネオンテトラ

体長 水温 水質 気性
3cm程度 20~28℃ 弱酸性~中性 温和、臆病

そして、ランキング2位はおなじみネオンテトラ。グッピーと並んでメジャーな熱帯魚でしょう。供給も安定しているので安価に入手することも容易です。

青、赤、銀で見映えし、ネオンテトラだけで構成してもかなり豪華な水槽になるでしょう。もちろん混泳のワンポイントとしてもおすすめですし、成魚でも小型のままなので数多く飼育することも可能です。

活発に泳ぐよりも、臆病な面があり物陰に隠れていることが多いです。水槽内での繁殖難易度はかなり高く、購入によって入れ替えていくことがメインになります。

1位:カーディナルテトラ

体長 水温 水質 気性
4cm程度 22~28℃ 弱酸性~中性 非常に温和

そしてそしてのランキング1位に輝いたのはカーディナルテトラ(カージナルテトラ)です。無難かもしれませんが、やはりカーディナルテトラは外せないでしょう。

ネオンテトラと似ていますが、お腹まで赤く染まり、青と赤のシンプルながら派手なコントラストが非常に美しいです。ネオンテトラよりも発色は鮮やかで、大きさも一回り大きくなるので見応えもあります。

性格も温和で混泳にも向いていますし、カーディナルテトラだけで群泳させてもかなり美しい水槽となります。

丈夫で飼育も容易ですし、初心者さん向けに非常におすすめしたいです。もちろん、上級者さんの水草水槽に選ばれることも多く、万人向けの熱帯魚でしょう。

とりあえずカーディナルテトラという選択肢でもいいぐらいおすすめです。存在してくれてありがとうと言いたいです。

混泳にはテリトリー分けが重要

小型魚といえど、1種類だけで飼育するというのは珍しいケースかもしれません。特に熱帯魚初心者さんだと、色々な種類を飼ってみたくなるんですよね。

混泳させるなら、遊泳するテリトリー分けに注意するようにしましょう。

中層だけに偏るのではなく、上層や下層を縄張りとする魚を混泳させるのがおすすめです。

例えば、上部のハチェット、中層のカーディナルテトラ、下層のコリドラスなどは棲み分けができておすすめの組み合わせです。

こういった面から下層がメインのコリドラスは非常に混泳に向いた熱帯魚としても有名ですね。

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最後に

初心者さん向けにおすすめの小型熱帯魚ランキングを紹介してみましたが、これは価格帯、美しさ、飼育しやすさなどの基準での個人的ランキグなので、この中から見た目のお好みで選ぶのがいいと思います。

ただ、混泳させる際は相性や水質合わせなどに注意してください。

例えば、グッピーとカーディナルテトラを混泳できないことはないですが、グッピーはアルカリ性寄りなのでアカヒレなどと組み合わせる方が無難です。

もちろん、大型と小型を一緒にするのはパワーバランスでストレスが発生するだけではなく、最悪食べられてしまうこともあるので要注意です。

紹介させていただいた熱帯魚はそれも初心者さんでも飼いやすい種類なので、それぞれのお好みで選んで学びながらステップアップして楽しんでいきましょう。

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