耳の不快な症状というのは、無意識下でも常に感じてしまうために非常に辛いものです。
私の場合は、耳の中の筋肉や鼓膜がポコポコと音を鳴らしながら痙攣したり、高い音を聞くと鼓膜が押されてポコッと戻るような感触に悩まされています。
この症状で耳鼻科にも行ったのですが、特に耳の中の機能には異常がなく、ストレスが原因かもしれないとのことでした。
しかし症状によっては、放っておくと難聴・耳鳴り・めまいに繋がることもありますし注意しなければいけません。
「耳の中でポコポコと鳴る音」について、耳鼻科でのアドバイスと症状を軽減させたコツについて書いていくのでご参考ください。


目次
耳の中で音がポコポコ鳴る
耳の中で鳴る音は症状によって様々ですが、私の場合はポコポコと音が鳴ります。
【耳の中でポコポコと鳴る音】
- 筋肉のけいれんに近い感覚
- 鼓膜が押されるような感覚
- 連続の時もあれば短髪の時もある
気圧の変化によって鼓膜が開閉されるような感覚というとわかっていただけるでしょうか。
私は耳管が弱く、昔から気圧の変化に弱いので、坂道ぐらいでも耳がツーンとしてしまいますし、ドアの開け閉めでも耳の中がバフバフと気圧調整をしている感がすごいんです。
なので、なにか気圧の変化があった場合は、耳の中でポコポコ音がするのはいつものことだったのですが、最近では何もしなくても耳の中で音が鳴るという違和感を感じていました。
耳鳴りや痛みだとすぐに病院に行くんですけどね。ポコポコ音な違和感だと緊急性は感じないものの、なにかの異常は発生しているという怖さです。
早期治療は大事ということで耳鼻科で検査はしたのですが、結果的に耳の機能としての異常はなく、ストレス面などでの影響が強いのではないかという結果でした。
ただこれはこれで、何かの病気という診断ではないという安心感と、特に治療法はないという不安感の混在なんですよね。
[関連]耳の原因不明の病気は自律神経失調症かもしれないどういう時に耳の中でポコポコ音が鳴るか
どういう時にポコポコ音が鳴るかを考えると原因や治療法も見えてくるかもしれませんね。
【ポコポコ音が鳴るパターン】
- 何もしなくても急に
- あくびをした後
- 高い音を聞いたとき
このようなパターンで、何もしなくても急にポコポコとなる時もあれば、あくびでの耳管開閉がきっかけで起こることもあります。
[関連]耳管開放症の原因と初期症状は?そして、高い音を聞いたときはほぼ確実に鼓膜がポコッと鳴るんですね。
高い音でグッと鼓膜が押されて、戻る時にポコッという感じです。
鼓膜の柔軟性が悪いのかといった辺りに原因がありそうですが、これがまた検査しても特に異常は見つからないのが困りどころなのですが。
検査しても異常が見つからない=お医者さんも特に処置はないということなので、これはもうこういうものなのかと割り切るしかないのかもしれません。
聴力に異常が出たり、耳に痛みが出ればまた違ってくるのかもしれませんが、無駄に気にしてストレスを溜めこまないというのが一番でもあるでしょう。
[関連]耳管開放症がストレスになって悪化する
耳のポコポコ音を軽減させて治す
無駄に気にしてストレスを溜めこまないというのは案外効くものです。
現に私はこれを徹底的に意識してから、何も無い時にポコポコ音が鳴ることは激減しました。
あくびや高い音を聞いたときはしっかりとポコるんですけどね。
鼓膜や耳管に刺激がない限り、ポコポコ音が鳴ることはなくなったのはかなりのストレス軽減にもなりました。
まずは病院に行ってストレスの元を断つ
無駄に気にしないためには、「これは病気じゃなく、少し調子が悪いだけ」ということが大切です。
本当に病気だと大変なことになる可能性もありますし、病気ではないのならストレス軽減につながります。
酷くなる前に病院で治療するというのは症状回復の基本でもあるので、不安を取り除いてストレスを断つためにもできるだけ早くに病院で一度検査をしてみてください。


耳で鳴る音

耳で鳴る音の種類によって、ある程のは症状の分別も可能です。
- キーン⇒耳鳴り
- ガサガサ⇒耳垢や虫
- ジー⇒突発性難聴
- プチプチ⇒耳管狭窄症
- ボー⇒耳管開放症
- コリコリ⇒顎関節症
一般的には、音別でこのように表現されています。(個々の症状によってそれぞれなので一概には言えませんが)
ちなみに私は、運動後にプチプチと鳴り、自分の声がボーと響くコンボが頻発する耳管の弱さを持っています。
[関連]耳がプチプチ鳴るのは病気?
音の異常って痛みではないんですけど、非常に不快な症状なんですよね。
耳は意識的に機能を止めることができないので、常に不快な症状に悩まされてしまいます。
耳鳴りはまだ特攻的な回復はできませんが、他の症状については耳鼻科で処置もしてもらえるので、できるだけ早くに診てもらいましょう。
耳の音が鳴る初期症状
初期症状からの進行状況というのも気になるところですよね。
【ポコポコ音の初期症状から現在まで】
- 左耳で1~2回鳴るだけ
- 少し増えて3~4回連続で鳴り始める
- 右耳にも同様の症状
私の場合はこういった流れで、初期症状としては左耳がなんだかピクつくなという感じから始まりました。
そこからピクつきが増えて、右耳にもポコポコ音の症状というわけです。
耳の症状って片耳だけのパターンが多いのですが、両耳ということでなにかの機能不全か異常が起きているという強い不安感ですね。
これはさすがにと病院へ行ったわけですが、鼓膜検査や聴力検査を終えて、診断を受けても特に異常はないとのことで「よくわからない」との診断結果です。
前述の通りに、病気ではないという安心感と、原因もわからないから治療法も特にない不安の混在ってやつですね。
筋肉のけいれんで耳の音が鳴っている?
ちなみに耳鼻科での診断だと、鼓膜か耳の中の筋肉がけいれんをしている可能性が強いとのことでした。
耳の中にも筋肉があるから、他の筋肉と同様にピクつきことがあるのも当然というわけですね。
他の筋肉だと音は聞こえないけど、耳の中なのでポコポコとけいれん音が聞こえるということで、特に気にせずにという診断結果でした。
ポコポコ音が鳴る原因は?
病院の診断でも、病名も特にないし原因もわからないということで、やはり自分で考えるしかないということですね。
私は騒音のある所にもほぼ行きませんし、イヤホンやヘッドフォンで音楽を聴くこともしません。電話での通話も少なめですし、生活環境的に耳への負担はかなり軽い状況でもあります。
両耳に症状が出る以上は、耳の機能異常というよりも体質段階から異常が起きているのではないかと考えます。
おそらく考えられるのは、疲れやストレスから来る自律神経の乱れ系の可能性が高いのかもしれません。
なので、やはり症状を気にしすぎるよりも、深く考えずにストレスを溜めないというのが重要なのではないでしょうか。これは原因のわからない耳の症状全般に言えることなのかなと感じます。
治るというイメージで症状を気にしすぎない
病気が治るというイメージと自信を持つことによって、自然と病気が治るということは証明されていることでもありますし、あまり否定的に考えずに症状と向き合うということも重要なのは間違いありません。
病院で「大丈夫ですよ、問題ありません」と言われるだけで症状が軽快する例も多々ありますし、私自身も他の症状で経験があります。
偽薬でも信じれば治ってしまうというプラシーボ効果も証明されていますし、特に自分の体には影響が大きいものでしょう。
かといって、不摂生な生活や悪い環境に身を置き続けていては、改善するものもしなくなるので生活環境の見直しも並行ですね。
耳の不調には漢方薬やサプリメントを試してみるのもおすすめですので、こちらも合わせてご参考ください。
個人的には、耳管開放症とポコポコの連続音が改善され、耳鼻科に通わなくてもよくなったぐらいには生活に支障が無くなってきています。
まとめ
- 耳のポコポコ音は原因不明
- 筋肉のけいれんの可能性が高い
- ストレスの影響は大
両耳の中でポコポコ音がするので病院に行ってきましたが、原因不明で稀な例のようでした。
昔から耳管が弱く、耳鼻科にはよくお世話になっていましたが、医者もよくわからない症状というのは何とも言えない怖さがあります。
と同時に、耳の病気ではなくたまたま調子が悪いだけなのかなという楽観もあるのですが。
診察費も3割負担で3000円ほどですし、セカンドオピニオンの選択肢もまた大切ですね。
生活習慣を改善しながらストレスを溜めないということも重要で、気晴らしもしながら生活習慣も改善していきましょう。