耳に関するトラブルは様々ですが、プチプチと音が鳴る状態は気になってしょうがないものです。
基本的には、気圧や空気の調整で鳴ることの多い音ですが、ずっと続いているなら耳管狭窄症などの耳の病気の場合もあるので注意してほしい症状でもあります。


目次
耳がプチプチと鳴るのは個人差がある
あくびや耳抜き、つばを飲み込んだ時に耳がプチプチと鳴りますよね。ただ、この度合いには個人差があります。
- 鳴らない人
- 全く気にならない人
- 大きくて気になる人
私は子供のころから鳴るのでなので当たり前だと思っていましたが、プチプチ音が鳴らない人、全く気にならない人、音が大きくて気になる人など様々なようです。
そして重要なのは、これまでの状態から変化した場合で、音と感覚に違和感を感じ始めた時です。
耳がプチプチと鳴るのは耳管が開く音

耳がプチプチと鳴っていても、痛くかゆくもなくただ音が鳴るだけですよね。
耳がプチプチと鳴るのは、中耳と鼻を繋ぐ耳管という管が開く時に起こる音で基本的には正常です。
耳管が開くことで、外の気圧と中耳の気圧が調整されるので、高いところに行くとプチプチと音が鳴り、気圧を調整してくれるているというわけですね。耳抜きはこれを自分で行うということです。
⇒耳が痛くて飛行機に乗れないのは航空性中耳炎かもしれない
耳が詰まっている時にプチプチと音が鳴る
耳がプチプチと鳴る方は、おそらく少し耳が詰まったような感覚もあるのではないでしょうか。
これは中耳と外の気圧の違いからくる違和感です。
気圧差を調整しようと耳管が働いてプチプチと鳴るのですが、耳管の働きが弱いとうまく気圧を調整できずにずっとプチプチ音が鳴ってしまいます。
私の場合は、激しい運動をすると耳管が開放する傾向があり、この時に耳管が頑張って調整をしようとずっとプチプチと鳴ることが多いです。
この時は音がこもって聞こえて、自分の声もうまく聞こえません。鼻からの呼吸が耳に抜けるような感覚もあり、非常に不快な症状となりますが、安静にしたり口を大きく開けると治っていく傾向があります。
耳管開放症の初期症状についてはこちらもご参考ください。
[関連]運動で耳が詰まったり痛くなるのは耳管開放症の初期症状かもしれない
耳がプチプチと鳴る原因は?
基本的には、耳管の空気圧の調整でプチプチと鳴りますが、あくびやつばを飲み込んだ時にも鳴るという個人差があります。
これは他の不調を感じないなら耳管の通常の働きと考えて、変にストレスを溜めこまないことも意識してください。
蓄膿症や顎関節症などを持っている方はプチプチ音が鳴りやすい傾向もあるので、こちらの病気の治療を進めていくのがいいでしょう。
風邪、アレルギー、疲労、ストレスなどから来る耳管の働きの低下も影響しているので、経過観察をしつつ、いつもと違う不調が続いているなと感じたら耳鼻科を受診するというのがおすすめです。
鼓膜がポコポコと音が鳴る

耳の鳴る音が「ポコポコ」だと、筋肉や鼓膜の痙攣の場合が多いです。
私は大きな音や高い音を聞くと鼓膜がポコッと鳴るので、鼓膜がしなやかな動きができていなく音や気圧の刺激に弱いようです。
耳鼻科に行っても聴力はほとんど異常がないし、痛みも無いなら様子を見てくださいで終わってしまうんですね。
これは耳の機能だけではなく、ストレスや自律神経失調症なども関係しているのだと思います。
ストレス面が影響しているのなら必要以上に気にしないというのも大切です。耳だけではなく、精神面もケアしていきましょう。
耳掃除はやりすぎない

よく勘違いされることですが、耳掃除はほとんどしなくてもいいぐらいなのです。
むしろ耳掃除を日課とすることで、雑菌対策や保湿効果に必要な耳垢までをも取り除いてしまうこともあるので注意してください。
耳垢は基本的に外へ外へと移動するので、週1回~月1回程度の目安での耳掃除でもいいぐらいです。
気持ちがいいのでついつい耳掃除をしてしまいがちですが、耳がデリケートな方は特に気を付けていきましょう。
まとめ
耳がプチプチと鳴るのは、基本的には耳管による気圧調整ですがその機能には個人差もあります。
病気と気にし過ぎのラインは難しいところでもありますが、一度耳鼻科を受診して安心感を得るというのも重要ですね。
痛みや不調が続くなら、速やかに耳鼻科を受診するのがおすすめですので早期に病院で見てもらいましょう。
耳の不調には、漢方薬やサプリメントを試してみるのもおすすめですのでこちらも合わせてご参考ください。