ブログにコメント欄を設置するメリットとデメリット

WordPressかどうかに関わらず、ブログにはコメント欄が設置できます。

コメント欄は読者さんと簡単にコミュニケーションを取れるツールでもあるのですが、メリットだけではなくデメリットもあるのが現実です。

基本的にはコメント欄を設置する方が多いのですが、このメリットやデメリット、そしてブログアクセスにとって一番重要なSEO効果的な面からコメント欄について見ていきます。

目次

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ブログコメント欄にSEO効果はある?

「ブログのコメント欄にSEO効果があるかどうか」ですが、これはズバリあります。以前は不確かだったんですけどね。

ゲイリー・アイリーズ(Google)
「一般的には、健全で活発なコミュニティ(※=コメントが活発にやり取りされるページ)がサイトに存在していると、(検索ランキングやオーソリティの改善に)たいへん効果があります。」

「たとえば、よいコンテンツが5ポイントくらいのSEO効果があるとすれば、被リンクで2ポイント,活発なコミュニティ形成で1ポイントという感じかな。」

これはGoogle公式的にコミュニティ(コメント欄)はSEO効果があるということで間違いないでしょう。

しかしここで言っているのは、コメントというよりもコミュニティ的なイメージなんですよね。

おそらくですが、色々なIPアドレスから書き込まれているサイトは多数の人から価値あるサイトと認められているという評価対象なのだと思います。

ということは掲示板やキュレーションサイト最強なの?

この疑問は正しいでしょうね。実際にユーザー参加型コンテンツを提供しているサイトはSEO的に非常に強いです。

匿名、登録式、新規ページ作成型、Q&Aサイト、色々とありますが、新規ページの増える速度と、コメント投稿によるページ更新頻度を考えるとGoogleの好む条件は揃っています。

これはサイト単位の極端な例ですが、ページ単位で見ても、コメント投稿によるテキスト追加効果によって、ブログのコメント欄はミニユーザー参加型コンテンツとして機能する効果があるはずです。

ブログコメント欄のテキストはSEO評価の対象になる?

ブログに来たコメントのテキストって本文のようにGoogleに拾われていますか?

ブログ本文に1000文字、コメントが100文字、コメントへの返信が100文字というのはよくあるパターンだと思いますが、私としてはコメントテキストも本文同様に扱われていると感じます。

しかしコメント欄は最下方ですし、見出しもありませんし、基本的にキーワードは少なく内容は薄い傾向です。

なのでSEO的に小さく、実感しにくいだけで、内容のあるコメントが入っているページはGoogleからも高く評価されているはずです。

例えば、ブログ本文で200文字程度で「○○についてわかる人いますか?」とだけ書いてもSEO的な評価は非常に低いですが、これに対するコメントでキーワード含みでしっかりとした回答が来た場合、そのページのGoogle評価は跳ね上がっていると思います。知恵袋やQ&Aサイトなんかはまさにこれですね。

私はQ&Aサイト運営にも携わっているのですが、ページが上位表示されるかどうかは回答コメントの質によって明らかに左右されています。(質問者のページタイトル付けや、質問キーワードの使い方も重要ですが)

極端な話、自作自演コメントでもSEO的にアリなわけです。まあ自作コメントでSEO用のテキストを増やすなら、本文上部に見出し付きでしっかり書く方が効果は上なのでおすすめはしませんが。

ブログコメント欄のテキストもGoogleはしっかり見ています。基本的にテキスト量が増えることはプラスなので、SEO面ではメリットの方が大きいでしょう。

ブログコメント欄を設置するメリットとデメリット

というワケで、ブログにコメント欄を設置するとSEO効果があるというところまでは来ました。大きなメリットですね。

しかし、ブログのコメント欄にはメリットだけではなくデメリットも存在するのが現実です。

色々とサイト運営してきた経験からのメリットデメリットを挙げてみます。

ちなみに私は月間100万PVのブログ(上記のQ&Aサイトではありません)も運営しているのですが、こちらのサイトのコメントは多い時で1投稿当たり50件ほどのコメントが入ります。(平均で15件といったところです。)

コメントも批判や炎上系ではなく、感想や補足や質問系が多くブログコンテンツの一部になっているほどだと感じます。ごくたまに批判コメントも入りますが、全く根拠のない愉快犯ばかりなので論ずる価値がないのは明らかです。

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コメント欄のメリット

コメント欄のメリットは、まずここまで書いてきたSEO効果です。テキスト量の増大、ページ更新頻度、IPアドレス、再訪問数増大といった効果が見込めます。

次にモチベーションの増加で、必要としてくれている人がいるとわかるのはやる気向上に間違いありません。

コメントのやり取りが楽しいなら、コミュニケーションという部分も大きいでしょう。

間違いや修正点を教えてもらえる。単純な誤字脱字や記載ミスから、知識の間違いまで指摘して教えてもらえることがあります。補足やさらに深い知識を貰えるケースもあり、私としてはこれが一番大きいと感じます。

ブログネタを貰える。こういうことが知りたいという直接的なものから、やり取りの最中にニーズを思いつくという間接的なものまでブログネタのきっかけになります。

他にもたくさんありそうですが、大きなメリットはこんな感じでしょうか。

コメント欄のデメリット

メリットはほとんどデメリットにも変わる可能性があります。

大きなデメリットは広告面です。暴力的・性的表現や事件性のあるワードを書き込まれると広告設置をしている場合、広告主から警告を受けたり、最悪停止まであり得ます。これを狙っての荒らしも存在するぐらいでしょう。

炎上、荒れる。なにか社会的に適さないことをしたり書いたりすると、コメント欄が荒れまくることもあります。それ相応のことをしたのかもしれませんが、必要以上に荒れるのもネットの常です。

批判。全員にとって100%正しいことというのは難しいので、一定の割合で批判は来るはずです。批判も根拠のあるものから感情的なものまで様々なので必要以上に気にする必要はありませんが、少なからず思うところが出てくるのも人間でしょう。

スパムコメント。外国系が多いのですが、リンク付きのコメントを大量に機械的に投稿してきます。どこからでも湧いてきますし手動で削除対応していてはキリがないほどで、スパムコメントが来るからコメント欄は閉じておく方も多いと思います。

コメント返しの時間が足りない。コメントには返信することがほとんどだと思いますが、コメントがたくさん来るようになると時間が追いつきません。嬉しい悲鳴ですがどこかでコメントに返信しなくなる切り替えタイミングが必要かもしれません。

ブログのコメント欄とは言え、メリットもデメリットも、現実のコミュニケーションと共通している部分が多いです。

ちょっと面倒だけど得することや楽しいこともあるといった感じで、対人関係で一方的にメリットだけを受ける関係というのは難しいでしょう。

コメント欄は設置するべきかまとめ

コメント欄のメリットとデメリットを書いてきたわけですが、どちらも共通事項が多いんですよね。うまくメリットだけを取るわけにはいきません。

コメント欄を設置するべきかどうかと聞かれると、初めてのブログならとりあえず設置するべきと私は思います。

なにも波風が立たないよりは、なにかがあった方が絶対に刺激にはなりますし、何事も勉強と体験は成長に欠かせないはずです。嫌だなと思ったら閉じればいいだけですしね。

ただ、コメントへの対応は最重要で、ブログの評価はコメント対応次第でガラリと変わります。自分本位で感情的にならずに、相手だけではなく、それを見た他の人のことまで考え、主観性と客観性を持って対応していきましょう。

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