週刊ヤンマガで連載されていた「僕たちがやりました」がドラマ化されましたが、原作ありきで見返していて、今宵は伊佐美の彼女の割に浮気性だなという印象でした。
伊佐美の彼女なのに、ドラマではマルにも胸ぐらい触らせるのがオッケー状態(漫画では見せる程度)ですし、結局はトビオともああいうことになりましたからね。
まあ、この辺は妙なリアル感で、なんだかんだ現実の恋愛関係の裏ってこういう部分もあるんですよね。悲しくもあり嬉しくもありですが。
目次
今宵は伊佐美の彼女

まず、今宵は間違いなく伊佐美の彼女なわけですね。
伊佐美も彼女と言ってトビオ達に紹介していますし、少し遊び半分なところもあるかもしれませんが、とりあえずはそういう間柄です。
そしてヤバ高爆破事件によって、パイセン、トビオ、マル、伊佐美は逃亡することになり、連絡の取れなくなった伊佐美とは別れたと判断する今宵です。
まあ、この別れたというのも結構軽い感じなんですけどね。トビオと蓮子の別れとのギャップが凄いです。
ただ、この軽めの別れの表現も、後々を見ると色々な葛藤の末に出した結論なのかなとも感じます。
今宵は言動が緩めなので勘違いされやすいですが、普通に常識人のいい子ですからね。
今宵はトビオも好き?

警察やヤバ高生から逃亡中しまくるトビオ。そのトビオを河原で発見する今宵。
ここからこの2人の間柄は濃くなっていきます。吊り橋効果もあり、当然のシチュエーションでしょう。
そして、後から明かされますが、今宵はこの時トビオたちが爆破犯人だと感づいているんですよね。それでも「トビオさんは犯人じゃないってことでよくないですか?」という器の大きさです。
そしてトビオをアパートに匿い、簡単に関係性を持ってしまうわけです。
この時点では特に好きという感情はなさそうなので、これは伊佐美と別れた寂しさもあったのではないでしょうか。トビオを好きというわけではないはずです。
ただ、あのままトビオと一緒に生活を続けていくと、今宵はトビオを好きななったのかもしれませんし、トビオも今宵を好きになったかもしれません。
伊佐美や蓮子とタイプは違うのでどこまでのめり込んだかは微妙なところですが。
現に、伊佐美が犯人の場合の反応は全く違い、「子供を一人で育てる」「好きだから分かれる」という揺るがない決心をもするわけです。
好きだから別れる
人を殺してしまった伊佐美とは一緒にいられないと、涙を流して別れを告げる今宵です。
これは本当に好きじゃないと出ない感情に間違いないでしょう。トビオの時との違いと対比ですね。(子供の有無はありますが)
結局は伊佐美の情熱が勝り、なし崩し的に二児を設けて家庭を築くわけですが、この辺も妙にリアリティがあるんですよね。
揺るがないほどの別れを決意して、二度と会わないとまで告げたのに、なんだかんだ元サヤに戻るというのは現実ではめちゃくちゃに多いケースのはずです。
強く思うからこそ意識をする部分もあるのでしょうし、揺るがないほどの決意をしないと別れられない想いを持ってしまっているからこそ、きっかけと情熱があれば元サヤに戻ってしまうのでしょう。
しかもドラマチック性まで生まれるので、おかしな依存性までも生まれてしまうのかなと思います。これも絆のひとつになっていくのかもしれません。
まとめ
僕たちがやりましたの今宵は伊佐美とトビオどっちが好きかについて書いてみました。
今宵は緩い言動で軽いように見えますが、基本的には伊佐美が好きなのでしょうね。そこに貞操観念の低さが相まって、トビオとの関係もというところでしょう。
まあ、流されやすいという面も持っているのが今宵のキャラなのかもしれませんね。妙なリアル感で、そこがまた素晴らしいのですが。