熱帯魚の購入は、基本的に近隣のショップがメインだけど、珍しい品種や重いものはネットショップで購入するという方も多いかと思います。
マイナーな熱帯魚だと入荷していなかったりすることもありますし、そもそも地元に熱帯魚ショップが無いという方もいらっしゃるでしょう。
ただ、生体の通信販売ってどうしても抵抗と不安があるんですよね。
そこで安心して利用できるおすすめの熱帯魚ネットショップと選び方のポイントなどを書いてみたいと思います。
ネットで熱帯魚と水草を購入できる
インターネットでのペット通信販売は規制の一途を辿っています。
様々なトラブルやペットの健康問題などが主な原因ですが、現在では犬猫を始めとして小動物や爬虫類までもがネット通信販売規制されています。(対面後の輸送は可能などの抜け道もありますが)
そして、まだ生体のネット通信販売が許可されているのが熱帯魚などの魚類ですが、他のペット生体は通販規制されているのに熱帯魚は大丈夫なのかという心配は拭うことはできないでしょう。魚は水ありきでの輸送ですし、かなりデリケートですからね。
用品系や水草等だと安心な面もあるのですが、生体をネットで購入するには優良ショップを選ぶのが重要です。
熱帯魚ネットショップと実店舗の違い

熱帯魚のネットショップと実店舗の違いを知ってポイントを押さえておきましょう。
まず、ネットで個体を選べる可能性は低いです。カタログで一匹一匹撮影するわけにもいきませんしね。色彩や状態などの気に入った個体を選べる実店舗との一番大きな違いです。
価格はネットショップの方が安い傾向があります。店舗の維持管理費が違いますし、ネットショップは価格競争が激しいので市場価格に合わせて変動していることが多いです。対して実店舗は一定価格の傾向です。
ただ、価格は送料無料にしないと逆に高くつくので、しっかりと送料無料ラインをチェックしましょう。
品揃えはネットショップが圧倒的です。実店舗でも取り寄せできますが、行ったその日に買って帰れないのは実店舗の大きなメリットを捨てているようなものです。発送ラグが常にあるのはネットショップの弱みですね。
保証についてはネットショップが上です。実店舗は売ってしまえばあとはほぼお客さん側の責任ということで、おそらくすぐに死んでしまったといっても保証は効かないケースも多いと思います。(購入時にに状態を確認すれば移動中に死んでしまうことはほぼないとは思いますが、水合わせ時などの危険性は高いです)
購入後のアドバイスやサポートについては実店舗が勝るでしょう。これはコミュニケーション面にもなりますが、購入したお店に立ち寄ってアクアリウム話に花を咲かせるのは非常に楽しいものです。ネットショップでは別のコミュニティを見つけるしかありません。
まとめるとこんな感じでしょうか。
ネット ショップ |
実店舗 | |
---|---|---|
価格 | 〇 | △ |
品揃え | ◎ | △ |
個体確認 | △ | 〇 |
発送日数 | △ | 〇 |
保証 | 〇 | △ |
サポート・アドバイス | △ | 〇 |
コミュニケーション | × | 〇 |
それぞれメリットとデメリットがありますね。熱帯魚のネットショップを選ぶ際はこの辺りを考慮してカバーするのが良いショップを選ぶコツです。
熱帯魚を購入するネットショップの選び方
というワケで具体的な熱帯魚ネットショップの選び方です。
価格比較は懐具合に合わせてのチェックとして、安いに限ったことではありませんが送料を含めて考えましょう。送料は本州が600円ほどで、送料無料は4000円~8000円以上の購入が相場です。
地域別での送料、到着日数を明記しているかどうかも重要で、無理な輸送は生体に負担がかかることを把握しているかの目安にもなります。
そしてこれらをわかりやすいところに表記してあることが優良ネットショップの要素のひとつです。探さなければ諸条件がわからないお店は不親切だと思います。顧客ファースト重要。
そして生体個体の状態が一番重要ですよね。しかしこれは実際に見ることはできないので、電話で状態や入荷状況を問い合わせてみましょう。親切なショップは教えてくれます。
ブログや動画でマメに情報発信しているのも重要です。これでお店の状況もある程度わかりますし、ビジネス色だけではなくペット飼育を楽しんでいる雰囲気があるとベターですね。
あとは実店舗もあり、サイトが見やすいかどうかも基本で、安心感と顧客ファーストに繋がります。ネットショップ開発維持費をケチっているのはどうしてもトータル信用度が落ちてしまいます。
死着保証(補償)
生体の死着保証(補償)についてはネット通販において重要なポイントなので少し掘り下げます。
死着保証は、生体が到着時に死んでいた時の保証ですが、死着はネット通販において一番起こりやすいトラブルです。
死着についてはショップも最も気を使っている部分なのですが、どうしてもこれはゼロにはなりません。元気な魚を配送していても色々な要因によって弱ってしまい、時には死に至ってしまいます。
死着の範囲はショップによりますが、明らかな衰弱でも補償を受けられる場合も多いです。魚だけではなく、エビ、貝、水草なども対象となっていることもほとんどですが、ショップに確認するのが無難でしょう。
死着保証を受けるためには基本的にこちらは手を加えていないということがポイントです。袋未開封状態を到着日付24時間以内で写真撮影をして、ショップメールアドレス宛に送るか、電話連絡のうえFAX送信などの対応が必要となります。
注意点としては、未開封は当然なので水合わせショックには十分注意しましょう。
また、到着日に受け取っていないと補償対象外になったり、発送が遠い地域の九州沖縄北海道だと対象外になる場合もあります。これはショップの立場からするとしょうがないかもしれませんね。
補償内容としては、死着生体分の代金返金がほとんどですが、ショップによっては生体再発送をしてくれるケースもあります。
おすすめの熱帯魚ネットショップ
これまでのポイントを踏まえての個人的なおすすめの熱帯魚ネットショップは、charm(チャーム)、Tropiland(トロピランド)、NEOS(ネオス)の3店です。
ショップサイトの使い勝手、品揃え、情報量と更新速度、保証、発送と、どれもおすすめのできる熱帯魚ネットショップですが少し比較してみましょう。
charm (チャーム) |
Tropiland (トロピランド) |
NEOS (ネオス) |
|
---|---|---|---|
取り扱い品目 | 魚類、水草、用品 爬虫類、両生類、昆虫 |
魚類、水草、用品 | 魚類、水草、用品 爬虫類、両生類、昆虫 |
送料 (関東~北海道九州) |
610~920円 | 600円~1000円 | 570円~910円 |
送料無料 | 4980円以上 | 8000円以上 | 3980円以上 |
到着日程 | 当日~翌日到着 (北海道九州山口は翌々日) |
翌日以降発送 | 翌日到着 (北海道九州は翌々日) |
ショップ | 本店公式、amazon、楽天、Yahoo | 本店公式 | 楽天 |
(2017年3月時点のものなので変更される可能性もあります。詳細はそれぞれのサイトでご確認ください)
この中から1店だけをおすすめしてくれと言われれば、個人的にはチャームさんです。人を選ばずに使いやすいですし、価格・品揃え・顧客対応も文句なしです。
実際に熱帯魚ネットショップではシェアもダントツ一番だったはずで、安心感と信頼度はさすがとしか言いようがありません。
実店舗、本店公式サイト、amazon、楽天、Yahooと支店も豊富で、普段使っているショッピングモールでも選びやすいでしょう。
チャームさんは熱帯魚だけではなく、爬虫類や両生類関連も豊富ですし、今後の商品の取り扱いもどんどん拡大していく傾向なので、チャームさんを使っていればもうそれでいいんじゃないかという安心感です。
好みもあると思うんですけどね。他の方の評判もいいですし、おすすめの熱帯魚ネットショップです。
あ、チャームさんはネットショップ以外にも、ブログ更新もほぼ毎日されていまし、YouTubeで動画もたくさん公開されているのでよろしければそちらもお楽しみになってください。
・charm(チャーム)
・charm熱帯魚ブログ
・charm YouTubeチャンネル