漫画がアニメ化ドラマ化するというのは、作者側・ファン側共に非常に嬉しく待ち遠しいことのひとつでしょう。
漫画原作では絵と文字の視覚だけで楽しんでいたものが、アニメでは音声や音楽まで付くとあって聴覚でも楽しめる贅沢感です。
アニメでは当然フルカラーになりますし、ドラマ化ではキャスティング等も楽しめます。漫画原作では見れなかったキャラやストーリーの掘り下げまであるケースもありますしファンにとっては堪りませんね。
ただ、そのアニメ化ドラマ化ってなかなか難しく、なんでこれがメディア化しないんだという作品も多々あると感じます。
目次
漫画がアニメ化ドラマ化するには?

漫画がアニメ化ドラマ化するには、まずなにかしらの評価が高いというのが大前提でしょう。
その評価というのは、人気面で数字として出ているのか、アニメ制作会社視点から見てアニメにするとヒットするという評価ですね。
人気がある
人気があるというのはわかりやすい評価指標のひとつです。
単行本の売り上げや、本誌アンケートなどで数字としてその結果は出ているはずですからね。
また、数字として出ていなくても、コアなジャンルだったりして固定ファンがついているなら深夜枠でアニメ化というのもよくあるパターンでしょう。
アニメ制作会社からの打診

アニメ化への手順として、基本的にはアニメ制作会社から企画の打診があり、それを版権元の出版社が原作使用の許可をするかどうかというのが以前の一般的な流れでした。
最近では、出版社が条件のいいアニメ制作会社を探すパターンも増えてきています。
これは、アニメ化することによって書籍の売り上げが伸びるパターンが多くなってきたからですね。アニメ化は作品の宣伝の一環にもなってきているのでしょう。
また、最初からアニメ化を前提とした漫画連載開始で、クロスメディア戦略を取る作品も増えてきているように思います。妖怪ウォッチなんかは代表例でしょう。
以前に比べて、アニメ化の方法は増えてきていると感じます。本が電子書籍で手軽に自費出版できるようになったように、もしかするとこれからはアニメもコンピューターで自費製作できる時代になるかもしれませんね。
漫画をコンピューターに読み込ませるだけで、CGとして立ち上がるようなことも技術的に可能となる世の中も近いと思います。
アニメ化しやすい作品

アニメ化しやすい作品には特徴があります。
まずは、キャラが立っていることですね。漫画はストーリーも重要ですが、キャラの魅力というのも非常に大きなウエイトを占めています。
あとは、ファンタジー要素が強いとドラマ化は難しいので、アニメ化の方向ですね。といっても漫画は基本的にドラマ化よりもアニメ化が大半な方向なのですが。
小説はドラマ化、漫画がアニメ化というのがよく見られるケースでしょう。
漫画がドラマ化するには
漫画もアニメ化ばかりではなく、ドラマ化されるパターンもありますよね。
ただ、前述の通り、ファンタジー要素があるとほぼドラマ化はされません。実写化が難しいからですね。
また、ドラマ化するには短いスパンで物語の区切りがついている作品が好ましいです。
ミステリーものやサスペンスもの、ドラマ化されやすい理由のひとつでしょう。学園ものや恋愛ものも定番だと思います。
やんちゃ(ヤンキー)系漫画はドラマ化映画化されやすい
あとは、やんちゃ(ヤンキー)系漫画もドラマ化と映画化されやすい傾向です。
やんちゃ系というと若手イケメン俳優さんを起用しやすいですからね。
売り出したい若手を抱えているプロダクションは多いですし、若手俳優さんは視聴率をかなり持っていることが多いです。
キャスティングありきでドラマ化されることもあるので、やんちゃ(ヤンキー系)漫画はドラマ化されやすい条件は整っていると言えるでしょう。
最後に
アニメ化ドラマ化しやすい漫画はそれぞれの条件や傾向がありますが、共通しているのは誰かの支持を得ているということですね。
一般の人気が高ければ当然メディア化の話は進みやすいでしょうし、コアな層受けする作品もまた然りです。
作品にとってはアニメ化がひとつの人気のバロメータでもありますし、ファンにとっても待ち望んでいることのひとつでしょう。
逆に、アニメやドラマで良さを知った作品もありますし、この傾向が強い場合は原作の売り上げは大きく上がります。
アニメと漫画どちらが好きかは好みが分かれるところですが、それはまた長くなりそうなのでこの辺で。