Amazonプライムは年々サービス内容が充実してきていますが、プライムビデオによる動画見放題が始まったことによって充実度が極まった感があります。
と言っても、AmazonプライムとAmazonプライムビデオの違いってなんなの?という方もいらっしゃるでしょう。実は私もそうでした。
今回はAmazonプライムサービス内容や、プライムビデオとの違いについて書いていきたいと思います。
目次
Amazonプライム
Amazonプライムサービスとは、Amazon有料会員のことです。
様々なAmazonのサービスを年会費3900円(税込)、月額換算325円で受けることができるので、非常にお得な内容となっています。
当初は配送料無料がメインサービスで、Amazonヘビーユーザーぐらいしかメリットがなかったんですけどね。これがサービス拡充でいまやとんでもない充実度となっています。
Amazonプライムサービス (2017年4月) |
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配送料無料 | お急ぎ便、当日お急ぎ便、お届け日時指定便など、注文金額にかかわらず配送料無料 |
定期おトク便 おまとめ割引 |
同じ月の配送を3件以上まとめると、同時配送の定期おトク便が最大15%OFF |
プライムナウ | 対象エリア2時間便無料。890円で1時間配送も可能。 |
会員限定先行セール | amazonタイムセールに30分早く参加可能 |
Amazonファミリー | おむつとおしりふき15%OFF。配送料も無料 |
Amazonスチューデント | 大学、大学院、短期大学、専門学校、高等専門学校の学生なら年会費が1900円 |
プライムビデオ | 対象の映画やドラマ、アニメの動画が見放題 |
プライムミュージック | 100万曲以上の楽曲の中から、好みの楽曲やプレイリスト、プライムラジオが聴き放題 |
プライムフォト | 写真を無制限に保存し放題 |
Kindleオーナー ライブラリー |
kindleオーナーライブラリーで、無料対象のKindle本から月1冊無料で読書可能 |
kindle端末割引 | kindle端末が4000円引き |
Fireタブレット割引 | Fireタブレットが4000円引き |
Audible3ヶ月無料体験 | 本を聴く「オーディオブック」Audible(オーディブル)を3ヶ月無料体験(Audible継続なら以降月額+1500円) |
Amazon Dash Button | 実物ボタンを押すだけで商品注文できるAmazon Dash Button(アマゾンダッシュボタン) |
こんな感じです。ボリュームがやばいですね。月額325円換算ですから、2000円未満は配送料がかかるようになった現在のAmazonでは、1~2回購入分の通販配送料だけで元が取れてしまいます。
プライムビデオは、他動画配信サービスと比較しても遜色ないラインナップ数ですし、正直これだけで月1000円近くの価値があると感じます。
kindleやFireタブレットが4000円引きで購入できるとあって、これだけで初年度無料みたいな価値があります。
これらがセットで年額3900円というのですから、最初は「月額3900円じゃないの?」と疑ってしまうほどでした。
Amazonの戦略は、圧倒的に攻めてシェアを獲得いくというスタイルのはずなので、他サービスに選択肢を与えない規模でのお得度設定なのだと思います。Amazonのお得度によって悲鳴を上げているライバル業者は数知れないでしょう。
Amazonの方針は顧客にとっては非常に嬉しいことなんですけどね。これまでの成功がAmazonの営業戦略の正しさを証明しているとも思います。
というわけで各サービスを見ていきます。
配送料無料
Amazonといえばネット通販がメインサービスです。当初は書籍やCD、DVD、ゲームといったメディア商品がメインでしたが、現在は日用品やファッション分野まで幅広く取り扱っていますね。
Amazonに無いものは無いというラインナップを目指しているはずですから、取り扱い商品は今後も超えていくのでしょう。
ただ、以前は無料だった配送料が、2000円未満なら350円、2000円以上で配送料無料に変更となりました。
これはまとめ買いすればいいだけの話ですが、本1冊などと細かく欲しいものを買いづらくなったのが厳しい点ですね。
そしてこの配送料が、Amazonプライムに入ればいくらからでも無料になるということです。
さらには、お急ぎ便360円、当日お急ぎ便514円、お届け日時指定便360円~514円もAmazonプライムなら全て無料になります。
プライムナウ
プライムナウは配送関係になりますが、なんと対象エリアなら2時間で配達してもらえるというサービスです。
ついにここまで来たかとも感じますが、アマゾンが究極的に目指すのは「注文される前に配達する」というわけのわからないラインまで聞いたことがあるので、エリア内2時間なら許容範囲なのでしょう。
対象エリアは、東京都、神奈川県、千葉県、大阪府、兵庫県の一部地域ですが今後拡充されていくのだと思います。この地域に住んでいて、Amazonを月1回使うならAmazonプライムは非常におすすめのサービスとなります。
Amazonプライムビデオ
Amazonプライムビデオは、動画見放題サービスです。
Amazonには動画コンテンツがたくさんありますが、これの無料対象動画が見放題となります。
有料での追加レンタルが必要な動画も多いですが、無料でもかなりのラインナップがあるので満足度は高いものとなるでしょう。
2017年4月現在の数字では、総動画数は約5万で、有料と無料動画の割合は約半数ずつとなっています。
1年半前の2015年9月で、10分の1ほどのラインナップしかなかったように記憶しているので、ここ最近グッと充実させてきた印象ですね。
プライムビデオでのCMも打っていますし、明らかにAmazonが力を入れているカテゴリーでしょう。おそらくこれからも動画数は充実していき、他動画配信サービスに追いつき追い越すことを目指しているはずです。
プライムビデオに関してはこちらで詳しく書いていますのでご参考ください。
・Amazonプライムビデオ料金や動画数とラインナップ
ちなみに、動画配信サービスの主要3社と数字を比較すると以下のような感じになります。
動画配信 サービス |
月額料金 | 総動画数 (話数含) |
洋画 (件数) |
邦画 (件数) |
国内ドラマ (件数) |
海外ドラマ (件数) |
アニメ (件数) |
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Amazonプライムビデオ |
325円 | 約5万 | 約10000 | 約3500 | 約800 | 約1200 | 約2000 |
dTV | 500円 | 約12万 | 約1000 | 約1900 | 約400 | 約350 | 約300 |
Hulu | 933円 | 約4万 | 約800 | 約1000 | 約400 | 約200 | 約300 |
U-NEXT | 1990円 (1200ポイント付) |
約12万 | 約1900 | 約2600 | 約700 | 約600 | 約3000 |
・U-NEXT・dTV・Hulu動画配信おすすめ比較まとめ
Amazonプライムとプライムビデオの違い

Amazonプライムとプライムビデオの違いは、プライムビデオはAmazonプライムの中のサービスのひとつというわけです。
Amazonプライムを契約していれば、特に何の手続きもなく普通にプライムビデオを見ることができます。
年額3900円でプライムビデオだけでも他動画配信サービスと比較できるほどのサービスなので疑ってしまいますが、プライムビデオはAmazonプライムサービスのオプションなのです。
これまでAmazonプライムに加入するかどうかは微妙なラインだったかもしれませんが、プライムビデオが加わったことによって一気に充実したサービスになったと感じる方も多いかと思うぐらいです。
おそらく、プライムビデオによってAmazonプライムの加入者数は一気に伸びるのではないでしょうか。それぐらい魅力的なサービスです。
まあ、ご希望の動画があるかどうかも重要だと思うので、気になる方はタイトル検索でどんな感じのラインナップかお試ししてみるのもいいでしょう。
プライムミュージック

プライムミュージックは、100万曲以上の楽曲や数百のプレイリスト、そしてプライムラジオが聴き放題というサービスです。音楽配信サービスですね。
プライムラジオは、Prime Music対象の楽曲をジャンル別に流しっぱなしにできるというものです。曲はランダム再生されるのが特徴で、スキップすることもできます。
気に入ったアーティストの曲一覧を参照することもでき、新たな発見もあるかもしれませんね。
プライムフォト
プライムフォトは、クラウドでの容量無制限の写真保存ストレージです。
Amazonアカウントを使ってアクセスするので、パソコン、スマホ、タブレットで共通して使用することができるのが便利な点です。
会員限定セール
Amazonではタイムセールが開催されることがありますが、プライム会員はこれに30分早く参加することができます。
30分あれば転売屋さんが買い占めることも可能ですし、この30分のアドバンテージはかなり大きいので、タイムセールを利用する方にとっては嬉しいサービスでしょう。
逆に、タイムセールをほとんど使わないならほとんど意味のないオプションです。
Amazonファミリー
Amazonファミリーはお子さんのいる家族用といった感じで、おむつとおしりふきが定期おトク便で15%OFFです。
また、Amazonファミリー限定セールとして、子育てに必要な商品の限定セールを月20件ペース、隔週更新で実施されます。
お子さんがいればかなりお得、いなければ全く意味がないサービスです。と思ったけど15%オフならお友達用にごにょごにょ…おっとなんでもありません。
Amazonスチューデント
Amazonスチューデントは学割の利くAmazonプライムというイメージで、年額3900円のプライムサービスを年額1900円 (月換算159円)で使用することができます。
しかも、Amazon.co.jpが販売するコミックと雑誌を除く書籍が+10%のAmazonポイント付与と、文房具・ノートが表示価格より20%OFF(2017/6/30まで)という破格っぷりです。
正直、Amazonプライムサービスとプラスアルファが使えて月159円は安すぎですが、学生のうちにAmazonで囲い込んで慣れてもらい「以後も使い続けてね」という潜在顧客の囲い込みでしょう。今の学生さんが羨ましい。
Kindleオーナー ライブラリー
Kindle電子書籍リーダーまたはFireタブレットをお持ちの方は、一か月に1冊無料で読むことができます。
ラインナップは2万冊以上の和書、60万冊以上の洋書の対象タイトルで、タイトルは随時更新されます。
読みたい本がラインナップにあれば、これだけで月数百円の価値があるので、Amazonプライム料金1か月分の元が取れてしまいますね。
kindle・Fireタブレット端末割引
プライム会員なら、Kindle電子書籍リーダーまたはFireタブレットを4000円引きで購入することができます。
そうです。年額3900円なのに4000円引きです。実質初年度無料のようなものですね。
Audible3ヶ月無料体験
Audible(オーディブル)とは専用アプリで本の朗読の読み聞かせサービスです。本を耳で楽しめるというわけですね。
月1500円の定額制サービスですが、プライム会員ならこれを3ヶ月無料体験できます。
正直なところ、現状では1500円支払って受けたいサービスという感じはしません。初期のプライムビデオと同じなら、今後の充実次第で目玉になる可能性も秘めているので今後に期待です。
Amazon Dash Button(アマゾンダッシュボタン)
Amazon Dash Button(アマゾンダッシュボタン)は通販の延長線です。
Wi-Fi接続により、実物ボタンを押すだけで設定された商品が注文されます。手軽すぎて逆に恐ろしいですが、連打対策などもきっちりされているので安心です。
現在のアマゾンダッシュボタンは1つにつき1商品となっていて、よく使用する商品のものを確保しておくと便利でしょう。
ちなみに、アマゾンダッシュボタンは1つ500円なのですが、ボタンを通じた初回注文時に請求額から500円が差し引かれ、ボタンの500円は実質無料となっています。
このボタンのある商品の注文ハードルは下がるので、今後は企業プロモーションにも使用されるのではないかと予想しています。このボタンをプレゼントすればほぼ確実に売り上げが上がりますからね。
利便性よりも企業プロモーション用なのではないかと思うほどの機能です。
まあ今後は任意の商品を登録できるアマゾンダッシュボタンが開発されるのだと思いますが。
最後に
アマゾンプライムとプライムビデオの違いについて書くはずが、プライムサービス内容となると思いがけず長文構成となってしまいました。
要するに、Amazonプライムは配送料無料の他にもいっぱい魅力的なオプションが付いていて、その中のひとつがプライムビデオだよ。ってことですね。
正直、Amazonプライムは何分割かにして、それぞれが別サービスでも魅力的なサービスでしょう。それらがまとめて年額3900円(学生なら1900円)というのですから、Amazon利用者なら使わない方が損というように感じてしまうぐらいです。
さらに、現在は30日間無料お試しなどもありますし、ご興味のある方はぜひAmazonプライムをお試しになってみてはいかがでしょうか。
動画配信サービスと言うとハードルが高く感じるかもしれませんが、意外と簡単に数分で始められ、サクッと動画が見放題になるので動画がお好きな方はぜひ一度。見放題ラインナップの充実度に驚くかもしれませんよ。